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    hyacinth_v3zzz

    @hyacinth_v3zzz

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    hyacinth_v3zzz

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    症状の順序的に入れ込めなくて泣く泣く没にしたんですが、呂律が回らないの可愛くて気に入ってるので供養。
    (あと解毒剤は経口摂取という想定だったので、ゲロチューも入れたかったけど入らなかった…)

    #拓歪

    実験レポート(没供養)……ふと、ペンが白い手のひらを滑り落ちて床に着地した。後を追うように、ノートもバサリと音を立てた。それを拾い上げてから、コロコロと転がって机の下まで旅したペンを、慌てて追い掛ける。
    「おい、落ちたぞ」
    差し出すが、面影は掴もうとしない。怪訝に思っていれば、彼が緩慢に唇を動かした。
    「ぁ……いえ……」
    「は?」
    何が言いたいのか分からずそんな一文字だけを溢せば、彼は考えを巡らせるように押し黙る。
    そして少しの間の後で、もう一度今度はかたちを伝えるように、ゆっくりと口が開いた。
    「……か、い、て?……もしかして、書いて、か?」
    出来ないらしい頷きの代わりにまばたきが返される。続いて、彼は誘導するように、自らの視線をシーツにだらんと投げ出された四肢へと順番に向けていった。
    「手足も麻痺したのか?」
    また、まばたき。のち、ペンとノートに目をやって、最後にオレを見上げた。
    「分かった。記録を取ればいいんだな?字が汚いとか分かりづらいとか文句言うなよ?」
    きっと笑おうとしたのだろう。面影の頬が微かにひくりと動いて引き攣れた。

    「えーっと……"四肢のマヒ"……。とりあえず、これで良いか?」
    尋ねれば、視線を逸らされた。良くなかったらしい。面影の目線を辿れば、その先には時計があった。つまり、時間も書けということか。追記をすれば、正解のようだった。

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    hyacinth_v3zzz

    SPUR ME自分の限界が分からないせいで頑張りすぎては熱を出す🐬と、辛そうな🐬を見たくなくて何とかできないかなあ、を考える🦈の話。フロジェイ。

    あと推敲したら完成の話です。しっかり修正して色々整えたら支部に投げる予定。
    重複表現、誤字脱字諸々チェックこれからなので「なるほどね、大体こんな話書きたかったのね理解!」くらいの気持ちで流してください。これは尻叩きです!!!
    無意識に頑張りすぎて熱を出す🐬とどうにかしたい🦈の話あれ、ジェイドもしかして。
    ニコニコしながらトレーを左手に乗せて、オキャクサマへとドリンクやフードをテキパキ運ぶきょうだいは、どう見たっていつも通り。
    それなのにそんなことを思ったのは、いわゆる経験則ってヤツだった。
    「ジェイド。それオレ運んどくから、休憩行ってきていいよぉ」
    「?いえ。休憩なら、もう少し落ち着いてからいただくので大丈夫ですよ」
    「いーから。貸して」
    「あっ、」
    白いグローブからそれを拐って、トントンとフロアの上で踵を鳴らす。7卓と8卓ね、オッケー。
    「お待たせしましたぁ」
    シーフードピザになりまぁす、なんてご注文の品を読み上げながらサーブして。モストロ・ラウンジが開店したばっかりの頃、アズールにネチネチしつこく言われたせいで、意識しなくたって料理に触れないよう、自然とオレの親指は伸びるようになっていた。
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