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    hyacinth_v3zzz

    @hyacinth_v3zzz

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    hyacinth_v3zzz

    SPUR ME自分の限界が分からないせいで頑張りすぎては熱を出す🐬と、辛そうな🐬を見たくなくて何とかできないかなあ、を考える🦈の話。フロジェイ。

    あと推敲したら完成の話です。しっかり修正して色々整えたら支部に投げる予定。
    重複表現、誤字脱字諸々チェックこれからなので「なるほどね、大体こんな話書きたかったのね理解!」くらいの気持ちで流してください。これは尻叩きです!!!
    無意識に頑張りすぎて熱を出す🐬とどうにかしたい🦈の話あれ、ジェイドもしかして。
    ニコニコしながらトレーを左手に乗せて、オキャクサマへとドリンクやフードをテキパキ運ぶきょうだいは、どう見たっていつも通り。
    それなのにそんなことを思ったのは、いわゆる経験則ってヤツだった。
    「ジェイド。それオレ運んどくから、休憩行ってきていいよぉ」
    「?いえ。休憩なら、もう少し落ち着いてからいただくので大丈夫ですよ」
    「いーから。貸して」
    「あっ、」
    白いグローブからそれを拐って、トントンとフロアの上で踵を鳴らす。7卓と8卓ね、オッケー。
    「お待たせしましたぁ」
    シーフードピザになりまぁす、なんてご注文の品を読み上げながらサーブして。モストロ・ラウンジが開店したばっかりの頃、アズールにネチネチしつこく言われたせいで、意識しなくたって料理に触れないよう、自然とオレの親指は伸びるようになっていた。
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    hyacinth_v3zzz

    MOURNING警戒心が強くて弱ったところを見せられない🐬の悪癖を直そうと、🦈が甘やかすことをやめたら🐬が体調不良を悪化させた話。書きかけの供養です。
    ⚠️嘔吐
    弱いところを見せられない🐬の話(フロジェイ)ジェイドは昔から、人一倍警戒心が強かった。その個性が、昨日遊んだ兄弟の命日が今日なんてことも珍しくなかった海の底で、彼が悠々と生き残ってみせたことの役に立ったのは間違いない。
    警戒心が強い、というのは何も、臆病だという訳じゃなくて。どころか、彼は好奇心の赴くまま、自身の興味がそそられるまま。誰も行ったことのない沈没船にだって怯える素振りも見せず、僕が一番乗りです、とでも言いたげに、スイスイとひとりで煌めく尾ビレをはためかせていた。
    では、一体どういうことなのか。──一言で表すのなら、ジェイドは己の身に迫る危機に非常に敏感だったのだ。

    もう名前も忘れた兄弟たちと、棲み処よりも少し上の明るい海でくるくる追いかけっこをしていたときのこと、キラリと頭上が小さく光った。どうせ、小魚の鱗か何かが反射しただけ。気に留める者はいなかった。……他よりも獲物を余裕綽々、手にして見せるから半周りほど大きな個体の彼以外は。
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    hyacinth_v3zzz

    PROGRESS海にいた頃は気にも留めなかったようなことを、陸に来てから悲しいと思うようになった🐬の話(フロジェイ)
    完成したら支部に投げる予定です。とても書きかけ。一通り書き上がってから手直しする予定なので、実際に上がるものとは大分変わるかもしれません。
    ※小動物の死
    海では気にも留めなかったようなことを、陸に来てから悲しいと思うようになった🐬の話(フロジェイ)「こんにちは、ミセス・バード」
    「ごきげんよう、坊や。今日も来てくれたのね、嬉しいわ」
    枝からトン、と僕の肩へ軽やかに降り立ったのは、エメラルドグリーンを纏った美しい小鳥。歌うように軽く、けれどもゆっくりと麗しく囀り、彼女は言葉を紡いだ。
    別段苦手ではないけれど、アズールやリドルさん、それからラギーさんほど動物言語に精通していない僕でも特に労せず翻訳出来るのは、彼女が一語一語丁寧に、基本通りの発音で話してくれているからに他ならない。感嘆してしまうほどに、彼女は聡明な生き物だった。
    「少々失礼致しますね」
    小動物とはいえ、相手はレディー。それに鳥という種族は他と比べて成熟が早いと聞くし、彼女が僕に語ってくれた数々の興味深いご経験と膨大で深い知識。自分を基準に年齢を換算すると、確実に僕よりうんとお年を召している。……なんて、それこそ失礼ですね、と心の内で苦笑い。
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