Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    dreamingMush

    @dreamingMush

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 64

    dreamingMush

    ☆quiet follow

    まつりさん「メイドさんが手に持って城内の見回りをする」チョコ

    メイドとしてドラウスの城に潜入したロナルドは、ただいま城の探索中だった。ドラウスが寝静まったのを確認してから、燭台を片手に城の中を見て回る。自分のようにいたぶられているメイドがいたりしないか、閉まっている扉を一つずつ開けて。別に悪いことをしているわけではない。ご主人様が寝ている間に城の見回りをするのは命じられていることだし、入ってはいけないと言われている部屋もない。

    そう、ただ一つの部屋を除いて。廊下の奥の、重たそうな扉の、絶対に開けてはいけないと言われている部屋。ドアノブに手をかける、心臓がバクバクいっている。でも、もしかしたら閉じ込められている人がいるかもしれないし、もしかしたら、弱みを握れて一発逆転できるかもしれない。がちゃり、と音を立てて扉は開く。燭台の薄明かりに照らされて部屋にあるものが浮かび上がった。

    三角木馬、X字やギロチンのような形をした拘束器具、壁にかけられた鞭、エトセトラエトセトラ。おおよそ人間を拷問することに使うであろうものがごろごろと転がっていた。ロナルドが唖然としていると、ぽん、と両手に手がかかった。恐ろしくて振り返れないでいると、その手はしゅるりと首を捕らえてくる。
    「言いつけを破ったな、悪いメイドだ……」
    「ごしゅ、ご主人様、なんでもう起きてっ……」

    ロナルドはなにか言い訳をしようとするが、その気迫に気圧されてなにも言えない。それどころか、へにゃっと腰が抜けてへたりこんでしまう始末だった。動けなくなっているロナルドを横目に、ドラウスは鞭を手にとる。ロナルドの鼻先にちらつかせれば、その顔は真っ青に青ざめていった。
    「おっ、お許しください、ご主人様ぁ……」
    「尻をだしなさい、ポール」
    「いや、いやですっ、ごめんなさい、ゆるし」
    「尻をだせ、と言っているんだ。それとももっと敏感なところを叩かれたいか?」
    ぐりっ♡っと鞭の先端で乳首をこねられる。そこをそんなもので叩かれたらどうなるか、ロナルドは恐怖と屈辱に震えながら、スカートを捲って四つん這いになった。

    びしっ♡ばしっ♡っと鋭い鞭の音に混じって、甘い悲鳴が聞こえるようになってきたのは、それからすぐであった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    🌠🌠🌠
    Let's send reactions!
    Replies from the creator