原作後なんやかんやあって同棲した頃の話
ハジメがコーイチの家に来て2ヶ月…コーイチの部屋を掃除してた使用人さんがそっとハジメの前にホスト時代からずっとつけてたネックレスを差し出した。
ハ「懐かしい…」
キラキラと光るネックレスを見ながら色んな思い出を思い出していた。
ハ「ほんとに色々あったなぁ」
思い出に浸っていると
コ「わぁ!懐かしい!」
後ろから外から帰ってきたコーイチがハジメが手に持ってるネックレスを見て声を出した。
ハ「懐かしいですよねぇ…ほんとに」
しみじみと声にするハジメに
コ「それもいいけど…今からお出かけしない?」
ハ「え?今外から戻ってきたばかりじゃ」
コ「いいの、行こ」
ハジメは少し腑に落ちない顔をしたが着替えて一緒に出かけた。
なんと向かった場所はジュエリー店だった。
ハ「ここは…?」
コ「何だろうねぇ」
ハ「…何故ここに来たんですか?」
はぐらかすコーイチに更に問うてみたが返答はなかった。しばらく色々見てたらコーイチが
コ「帰るよ〜」
ハ「え!?…分かりました」
何かを買ったらしく袋を持ってるコーイチに呼ばれ店を後にする。その後今後必要な必需品を買い家に帰る。いそいそと必需品を片付けるコーイチにはてなを浮かべるハジメ。
コ「よし、終わり、ハジ……正之くんここに座って」
ハ「は、はい」
名前を呼ばれ少し緊張するハジメに
コ「そんなに緊張するようなことじゃないよ」
そっと出てきたのは最初に行ったジュエリー店のものだった。
コ「右手を出して」
おずおずと手を出すハジメの手を取りスッと薬指に"それ"を通す。
ハ「これは…」
ハジメの右手の薬指にはキラキラとしながらもシンプルなリングだった。
コ「正之くん、好きだよ、これからもよろしくね」
真っ直ぐな目で伝えられた告白にハジメは
ハ「え?…あ…えっと…僕も清吉さんのこと大好きです…よろしくお願いします」
最初はぽかんとしてたがふにゃっと照れ笑いしながら答えた。その愛おしく可愛い顔にコーイチは右手を伸ばしキスをした。その右手にはハジメと同じリングがキラキラと煌めいていた。