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    kouzino88

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    kouzino88

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    主♂エドでお誕生日祝うやつ

    お誕生日 誕生日おめでとうございます。

     日付が変わった瞬間、誰よりも早く誕生日を祝いたくて、小さく呟きながら師匠にメッセージを打つ。
     すぐ既読になったのを見て、ふふっと微笑んでいると携帯が震えた。師匠からの着信だ。

    「あ、師匠。誕生日おめでとうございます!」

    『お前何回言うつもりだ』

    「今日は何度でも言いますよ!」

     そう伝えれば、はぁっとため息の後、少しの間を置いて素直にありがとうと返された。てっきりはぐらかされるとばかり思っていたので少し驚く。

    『な、なんだよ』

    「いえ、師匠は今日も可愛いなぁって思いまして」

     小さい声でうるせぇと返され照れてるな、と思わず笑顔になる。ほんとに可愛い人だ。
     面と向かって言えないのは寂しいけれど、師匠は俺よりもネオシャドルーの皆を大事にしているからしょうがない。俺は二の次でいい。と自分に言い聞かす。

    「師匠、生まれてきてくれてありがとうございます」

    『っ、』

     瞬間、がちゃりと部屋の扉が開く。え?と思って目を向けると、そこには師匠が立っていた。

    「そういうのは直接言えよ」

    「えっ?なん、え?だって今日は帰るって」

    「別に、ちょっと時間が空いたから来ただけだ」

     思わず立ち上がり、師匠を抱き締める。ちゃんと感触があって、嗚呼、本物だ。と思う。
     きっときっつきつなタイムスケジュールの中、時間を作ってくれたんだと思うと愛しくてしょうがなかった。

    「……師匠、ありがとうございます」

    「直接は祝ってくれないのかよ」

    「ふふ、誕生日おめでとうございます」

     腕の中の彼に、とにかく自分の想いを乗せて囁やけば、嬉しそうに笑んだので頭を撫でてやる。

    「エドくん、生まれて来てくれてありがとうございます」

    「……ばぁか」

     照れくさそうに笑う彼をぎゅうぎゅう抱きしめながら、そっと唇にキスを落とした。
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