・バースデー衣装
・トリックオアストライクのひかりん
・幸福な王子のさっすー
・おひさまとワンピース
・VSポスの衣装
・DJ初魅
・オクトーバーエスケープのラモ
・Grab the micのリリヤ
・ファウストの蕾
・コバルトブルー暦
・ウソつき人形仁花子
・The long goodbyeの雪ラモ
・セリヌンティウスの静香と容
・いじわるお嬢の美兎
・人魚姫のここな
・アリスザギャンブラーのカミラとラモ
・ちびっこ三銃士
・三国志の雪緋花里ラモ
・囚われの白雪姫静香
・革命的堕天タイムの善子
・ステラリズムシューターズの容
・応援団仁花子
・浴衣ギガザ
・水着Eden
・水着電姫
・風と太陽の大黒とぱんだ
・シンドバッドと王女のラモーナと緋花里

ナシュ黒プロバスケットボール選手の場合　二時

　かたん、と音がして振り向くと、シャツと下着だけを纏った恋人がまるで幽霊の様に立っていた。
『……おい、起きるにはまだ早いぞ』
『はい。ですが、あなたはなぜ起きているんですか？　眠れないんですか？』
　そう言って黒子はふらふらと覚束ない足取りでナッシュの隣に座った。時刻は四時を回ろうとしていて、普段黒子が起きる時間より、だいぶ早い時間だった。
『目が覚めちまっただけだ。なんでもない。それより、お前は寝なくて良いのか』
『今寝てしまったら、あなたの見送りに行けませんから。フライトは十時でしたよね』
『別に、見送りに来なくていい。それより、そんなゴーストみたいな顔で来られる方が迷惑だ』