隠れて…ない! こんにちわ、イグニハイド生、モブです。
ぼくぅのユニーク魔法、薄い本ではありがちネタ、能力は相手の肩あたりにカウンターが見えるというもの。ナニに役に立つ?ネタ集め以外に立たたず、いや一部には羨ましがられるが…詳しく言うと性事情が筒ぬけ、ちょっと頑張れば詳細も少しは…というわけで、リア充寮長のやらかしをば…。
日曜早朝から憂鬱な気持ちを引きずり、購買に駆け込んでから部屋へ帰宅途中だった。
寮に帰ってから、近くで聞き知った声。
「帰る」
「いや、立つのもやっとでしょ?僕が悪かったから…部屋に戻りますぞ?」
「やだ、帰る」
「あーもう、ほら捕まって」
「…オレ嫌だって言った」
「はい、その通りですすみません!」
「イデア君、今日はゲームしてるって言ってたじゃん」
ん?これは寮長と陽キャの声では?
最近足繁く通ってきてる陽キャパリピ寮の、陽キャオブ陽キャケイト・ダイヤモンド氏。
が、なんでこんな早朝に廊下の影で言い合いとか?
まぁ見つからず、部屋に帰ったほうがって…ぼくぅの部屋アッチ通らないと帰れない…く、早く帰って下さい!
「オレ寝てたんだよ…なのに」
「あんな格好で寝てたら流石に我慢できなかったんです!」
あんな?今は寮長のパーカーとスウェットを着てるようですが…違ったの?しかし、なんと言いますか着られてるし彼シャツ感しか感じません(怒)。
「…だからって寝てるときにする?」
「それは…あの…」
寝てる時…?
寮長タジタジのようです。あと何言って…ちらっと見えた二人、あ、先週見たときより回数4増えてるな…交際が順調ってことでしょうか寮長!! あと、すっごくどうでもよく知りたくない情報が点滅してますね?それが喧嘩の原因でしょうか?
二人の数字の近くで点滅してる文字は
”眠姦・対面座位”
あー…まずあまり言いたくないですが、人として見損ないました寮長。同意なしは二次元でのお話じゃないでしょうか?
「拙者も…お預け続いてたんで…その…」
「オレだってそうだよ!!でも、一緒にいれるだけでもいいかなって…なのに目が覚めたらわけ分かんないのにされてるって、やだよ」
あ、ほら…陽キャ声枯れてます?
あと、途中で目が冷めちゃってもやめなかったってことでおk?
「それにオレ何度もやめてっていったじゃん…」
「ごめん…何度でも謝りますから、無茶させましたし、なんなら今日一日動けなくなったらいいなとか思ったりしました、はい」
無茶させたんですな…それに嫌々と首を横にふってるのが…なんというか前髪が降りてるからかちょっと、昼間の陽キャがなりを潜めて妖艶さが伺えて…いやこっちの耐性もぼくぅはありませんので!!
「だから…せめて今日は一日ちゃんと側にいさせてよ」
うわ、きたー!!本気の寮長の声がいいって、ぼくぅたちの中では普通に言われてることですが…聞けたら今世紀のラッキーくらいの確率なんですが…本当にイイ声ですね!
「…もうなにもしない?」
陽キャがなんとか逃げ出そうとせず、身長差で上目使いに見てますな。あと、落ち着いてきたようです!よし、すぐ帰れ!!
「せめてこれだけはダメ?」
そう言って、支えるようにしていたのを正面から腕を回して…あ、これ知ってるスパダリとかがやるやつ!
「ダメ。キス…まだしてくれてないから」
は?いや、そういうのは部屋行ってやれ?
本当、あ…でも、なんだろ何見せられてんだろ?
薄い本で出せばいいのかな?陰キャ陽キャ本…陽キャ女体化すればワンちゃんいけるか?
部屋以外でいちゃつくのは禁止って…あー…卑猥な水音が聞こえます。
なんといますか、口付けってこんな感じなんですね?
ぼくぅ生まれてから誰とも付き合ったことないので…こんなとこで知りたくなかった…あ、舌が…もう、ホント帰って!!
「イ、デアく、ん」
「うん」
何かボソボソ話して、部屋に戻っていくのを本当長く感じて、どっと疲れてとりあえず部屋についてふとスマホに着信
寮長…「忘れて」
忘却の魔法薬でも作って下さい!!いや、ぼくぅもうこれネタに寮長になにかしてもらってもいいですよね?