設定
某コラボカフェのイラストに胸を撃ち抜かれたものの
反社的なものは一切書けないのでして・・・うんうん唸りつつも
オイタをする妖怪を取り締まる系のお仕事をしている、という設定でいきたいです・・・
hrak→simi(親戚)から仕事を受け継いだ25歳。
tkhs→枕ifになりかけだったところをhrakにプレゼンされて改心。(百目鬼)
ご隠居様は大嫌い。
simi→ご隠居。
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「もう!?これって誘拐っていうんじゃない?」
「あはは、おにーさんは面白いこというねぇ」
AM1時のハイウェイをオープンカーで走らせる。
深夜と言えるべき時間ですら首都の煌々とした明かりに照らされる横顔があまりに綺麗で思わず百の眼全部で見たくなる心をなんとか抑えつつ、僕の横に座りながぷすぷす怒るフリをしているお兄さんを笑って受け流す。
「面白くないよ。も~~~本当に何?」
僕、明日も仕事なんだけどなぁ、なんて心配ばかりするんだもん。
ぷう、っと膨らませる頬は白くて柔らかそうで。
横顔からでもわかる大きな紅玉の大きな瞳は困った色を灯すのに
珊瑚よりも薄いピンクの唇からは漏らす声は僕を責める響きよりも心配する音。
こんなに綺麗で美しいくて優しい人。
だから心配になる。
若干25歳で全国の組織をまとめ上げる命を受けて。
オイタをした妖怪に対しての裁きを下す、だなんて。
本当なら、いつものお兄さんなら僕にこうやって拉致なんてされるわけがないのに、今のこの現状があると言うことはきっと僕が想像する以上に疲れているのだろう。
おにいさんの現状にはぁ、とため息をつけば「ほら、明くんだって疲れてるんだから帰ろう」
なんて、僕の事を心配してくる始末。
本当にさぁ
(そんなところが大好きで大嫌いで)
「ねぇ、お兄さん。」
「なに?」
「やっぱりお兄さんを本当に攫ってもいい?」
言い終わった後、おにいさんのNoという返事なんて要らないと言わんばかりにアクセルを踏み込んだ。
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晴を連れ去って辛いことも悲しいこともない世界で独占したいと思ってるtkhsの話