戯れ言1
ああ、これは隔たりだ。隔壁なのかもしれない。総てが視えているはずなのにそちらには干渉もできない。その顔、目、鼻、口、髪型も全て同じなのに何故? 次元が違うよ。と仰っられても困惑するしかない。隔たりはいつまでもそこに在る。『Lisa-RICCIA』(ワタクシ)が存在する限り、『DJ Yoshitaka』(アナタ)には届かない。
2
今日も、黒と白は何も知らずにこの世界で過ごしています。それがこの盤面上で駒として動かされていると知らない故に。『JOMANDA』と『VALLIS-NERIA』(アナタ達)は何も知らなくて良いのです。知る必要もない。こんな運命に抗う必要もない。いや、抗えるはずがない。
3
最期は来ない。何時までも来ない。やってくる筈がない。ワタクシ達は生きている不完全なるヒトであって、人間ではないのだから。死の概念など無いに等しい、争っても血を流してでも死ぬ事は無い。ただ、痛みと苦しみだけがワタクシ達を襲うだけだ。
4
また、『JOMANDA』と『VALLIS-NERIA』は争い交わる。意味をなさない行為だというのに。好きという感情でも、嫌いという感情でも無い。無という感情がただ交じり合うだけの行為。止められるのはワタクシと双花の双子しか居ないというのに。なんてくだらない行為でしょう。