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    zauri8836

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    zauri8836

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    2024.04.14 My Shining Blue Starで配布していた無配です。
    モクマとチェズレイがウィリアムズ家滞在中にアルバムを見ながらお話しする話。

    #バディミッションBOND
    buddyMissionBond
    #モクマ
    mokuma
    #チェズレイ
    chesley.
    #ウィリアムズ親子
    williamsFatherAndSon

    暮らすドメスティックガイズTrack4に寄せて「お前さん、ルークのアルバム本当に気に入ってるねぇ」
     ルークの家に滞在し始めて十日、チェズレイがリビングのソファでアルバムをめくる姿はすっかり見慣れたものだった。
    「リトルボスのスイートなお姿を目に焼き付けておこうと思いまして。モクマさんもご覧になります?」
    「俺はいいや。ルークの思い出聴きながら見るのは楽しかったけどね」
     ルークが作り置いてくれているコーヒーを淹れてチェズレイの隣にかける。大将がバカンスモードなので予定もなく、家主の出勤を見送った後にやることは決まっていなかった。
    「しかし奴さんも往生際悪いよねぇ。感情なんてもん、ぜーんぶそこに写っちゃってるじゃない」
     隣を見ながら呟くと気に入りの写真をなぞるチェズレイの指が不自然に止まった。
    「モクマさん、あなたこういったものへの審美眼をお持ちで?」
    「審美眼っちゅーか……、おじさんは撮られる側だから聞き齧りだけどさ」
     モデルの経験が? チェズレイの言葉にニンジャジャンだよと返す。
    「こどもたちがニンジャジャンと撮るのは記念写真だけど、そのアルバム、スナップ写真も多いじゃない?飛行船で同僚だったカメラマンがスナップ写真はその瞬間を撮りたいと思った人間がいることに第一の価値があるって話してて、おじさん人のアルバムなんて見る機会ないし聞き流してたけど、ルークの写真見て納得しちゃったんだよね」
     眉を顰めたチェズレイの視線が何度が写真をなぞる。
    「ピンとこない? たとえばそのドーナツを食べてる写真、ルークは特別な日じゃなかったって言ってたじゃない? その特別でも何でもない日に大好きなドーナツをキラキラの笑顔で食べるルークを写真に収めようとした人間がいなきゃ俺たちがその写真を見ることはなかったでしょ? そんでその写真、お前さんのお眼鏡に叶うくらいいい写真じゃない。多分、あのカメラマンの言ってた価値ってのはこう言うことだなって思ったんだよね。——ちなみにお前さんがルークの写真撮ったらそれもいい写真になるんじゃないかって思うよ」
    「わたしが——リトルボスの写真を?」
    「今のルークの写真ね」
    「冗談ですよ。素敵な提案ですがどうせなら私も一緒の写真が欲しいです」
    「じゃあおじさんが撮ったげようか。俺もお前さんの写真ならいいのが撮れるかも」
    「私といるのに機械にかまけるおつもりですか?」
    「それもそうか、でも後から見返せるのも嬉しいじゃない?」
     様子を見るに写真を撮ること自体には乗り気だ。幼い頃のルークの写真はともかく、チェズレイならば写真を撮りたいし被写体にもなっていたいという我儘は自分で解決してしまう気がするのが可笑しかった。
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    高間晴

    DONEフォロワーさんがモさんの語る怖い話を書いていたので自分も便乗して書いてみた。
    全然怖くないけどホラーに全く耐性がない人は一応気をつけてください。
    ■こわいはなし?


     深夜。ルークとモクマがオフィス・ナデシコのキッチンで、夜食に冷凍されていたピザトーストを焼いて食べている。飲み物はコーラだ。行儀悪くも焼けたそばからオーブントースターの前で立ったまま食べているが、それを咎める者はいまここにいなかった。
    「いや~、深夜にこの味は罪ですね。とろけるチーズと絡む酸味のあるトマトソース。こんがりしたサラミの旨味、トーストはカリカリなのに中はふわっとしてて……」
    「ルーク、もう一枚余ってるけど食べる? おじさんが食べるとカロリーオーバーになっちゃうからさ」
     モクマは笑いながら皿に残った最後の一枚を示す。ふたりとも二枚ずつ食べたのだが、五枚入りを全部焼いたのでちょうど一枚余るのだ。
     赤いラベルのペットボトルから口を離して、ルークは元から大きなエメラルドによく似た目を丸くする。
    「ええっ、いいんですか」
    「いいのいいの。その代わりさ、おじさんの昔話聞いてくれる?」
     モクマがペットボトル片手に空いた手をひらひら振りながら笑うと、ルークは一も二もなくうなずいた。
    「モクマさんの話なら頼まれなくても聞きます! むしろ聞かせてください」
    「じゃ 2853