弊ドルパロ設定 出会い編2人の出会いは、とあるミュージカル舞台。スバルにとっては芸能活動復帰後初の主演舞台。
オットーにとっては、夢を追う最後のチャンス。しかし、オットーはオーディション当日の日、度重なる不幸によってオーディションを受けられなかった。
誰もいないオーディション会場を前に1人黄昏ていた所、たまたま近くを黒髪の女性が通りかかる。(身バレ防止のスの女装)スはオの受ける友人A役オーディションに見学に来ていたので、辞退した癖に会場前で黄昏ているオに思わず声を掛けたのだ。
心の限界がきていたオは今回の舞台に夢を賭けていた事をスに零してしまい、誰かも分からない女性(スの女装)に 弱音を零してしまった事に耐えきれずすぐ立ち去ってしまう。それからオは数日間抜け殻のように自堕落に過ごすが、ある日、オに再オーディションの連絡が訪れる。諦めた夢の続きと少なくない借金を返せる一手になるかもしれないと飛び付き、見事合格を勝ち取った。
そして舞台の初顔合わせ(読み合わせ)で、裏方スタッフから、実は再オーディションはオの為に行われたものだと知る。それが主演のスからの打診という事も。
それからオは、この舞台中はスの支えになると決めスを気にかけるように。次第に距離が縮まってく中、稽古中のある日、スに客人が訪れる。すぐにスは戻ってきたが、オからすると明らかに様子がおかしいのに、稽古は完璧に……むしろいつもより完璧すぎるスに危うさを覚える。そして稽古が終わり、いつも通りスを駅まで送ろうとするも姿が見当たらず、探し回ると一人トイレの隅で蹲るスを見つける。客人は確か、たまたま近くで仕事があったという理由で訪れた、ユリウス・ユークリウスだ。
役が決まってから共演者の経歴を調べていたオは、スが今まさに、あの日の自分と同じように絶望を前に立ち尽くし孤独に耐えるしかないと思い込んでる事に気付き、原作宜しくユージンパンチ👊をかます。
ここでお互いに役を抜きにしても友人だと思ってる事や、何故アイドルを辞めた(やめさせられた)者同士、今も板の上に立っているのか胸の内を明しあう。
暫くして、舞台は無事幕を開け、本番の最中、隣で歌う友人の横顔を見てオは何故「自分の芸能プロダクションを立ち上げる」夢を持つに至ったのか気付く。自分はここ(板の上)に帰る居場所を作りたかったのだと。
そして、その場所にスがいて欲しいと、そう思う胸の内にも。
……てな感じで、一皮剥けたオとスは無事全公演駆け抜け、立ち見が出来るほどのヒットを残す。
その後、舞台の打ち上げ後、三次会と称してスの所属するメイザース事務所に招待され、なんやかんやでオもメイザース事務所に入ることになり、ロズの打診でアイドルとして再デビューする事になる。