集団概要: ファウンデーション・コレクティブ(FC)は、夢の世界において財団の役割を担う集団です。その目的・理念は現実の財団と概ね同様であり、人類の潜在意識下に齎される/潜む/害を成す異常存在を確保・研究することによって、現実の正常性維持に貢献しています。
集団の起源及び出自に関しては、政府からの公式声明は現在も行われていません。関連する情報へのアクセスには相応の権限(政府高官相当)が求められるとも噂されていますが、真偽の程は不明です。
なお、その他の詳細な情報に関しては、別途参考資料を確認ください。しかしながら、それらの多くは不正確であるか、もしくはダミー/偽装情報である可能性が常に示唆されている点には留意してください。
統括政府: FCの政府構造は、現実の財団と多くの類似点を示す組織形態を有していると信じられています。それに加え、集団を統括する政府首脳陣がO5評議会であることも、過去に公表されています。
しかしながら、それら首脳陣が現実のO5評議会メンバーのシャドウであるのかも、現実に肉体を持たないオネイロイであるのかも不明です。それと同様に、夢と現実で別々のO5評議会が存在しているのかも、明らかにはされていません。そして、この実態を知覚しようとするあらゆる試みは、強く非推奨です。
また、政府の基礎/基底部分は、秘密主義的性質を強く示していると確認されました。これは領域内の堅牢なセキュリティとして機能する反面、一部構成員にはある種の弊害と成っている可能性があります。
管轄都市: FCは世界中の多種多様な潜在意識下に管轄領域を隠匿しており、それらは中継所・監視所・保管庫・避難所・収容施設・研究施設等、様々な用途の都市群を秘密裏に含有しています。
中でも、FC活動の主要・重要拠点となる都市は、より厳密な選定基準を満たした潜在意識下にのみ建造されます。更に都市成立後は、領域を有するホストを現実で保護下に置くケースも珍しくありません。
また、全財団職員の潜在意識下に管轄領域が存在する、との説もありますが、その信憑性は低いと考えられています。一方で、オネイロイ・ネットワークを経由した情報漏洩の防止を目的に、全財団職員の潜在意識下にはセキュリティ/セーフティが施されているとする説は、多くの構成員に支持されています。
なお、管轄領域間の接続のみで確立された独自のローカル・ネットワークは、俗にFCネットワークと称されます。しかしながら、これら都市間の往来には、一定以上の権限を要求されることがほとんどのようです。
職員構成: FC職員の大半は、現実で実際に財団職員として活動している/していた人間由来のシャドウ/オネイロイであると考えられています。しかしながら、自身が夢の中でFCに参加している/していたことを理解・自認できている/できていた者が、どの程度存在している/していたのかは現在も未公表です。
それと同様に、財団職員以外の人間に由来するシャドウ/オネイロイが、FCと雇用・協力関係を結んでいる/いたケースは度々散見されますが、その正確な総数が算出された事例は未確認です。
また、肉体者が現実で死亡した場合、一定確率で非肉体者としてFCに再雇用されます。しかし、その正確な確率やプロセスは未だ解明されていないと思われます。噂では、███年以上現役の職員がいると囁かれていますが、集団及び個人の秘密主義的性質のため、その真偽は定かではありません。これからも。