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    オキタ

    @OKT85trpg

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    オキタ

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    蹂躙するは我が手にてHO4探索者の設定メモ 
    シナリオのネタバレは無し

    ##TRPG

    オスカー・K・タウンゼント デルタニア国の問題児…じゃなかった、デルタニア国の技術研究所所長。
    戦争自体にはさほど乗り気ではなく、国から命じられたから武器開発をしただけである。
    しかし、避けられない戦争、断れない命令ならば全力で取り組もうと決意し、数々の兵器を開発してきた。

    好奇心旺盛で、発明した兵器が実際に運用されてるのが見たいからと自ら戦場の最前線に行き、敵の砲撃に当たったり、安全性の確認されていない兵器を自分で試して暴発事故を起こしたりすること十数回、彼の身体の生身の部分は半分もなくなってしまった。(イメージとしてはリメイク版ロボコップくらいしか残ってない)
    現在、身体の大半を構成するのはオスカーご自慢の高性能義体である。
    (「痛みと恐怖を知らない人間がさらなる高みにゆけるはずなどない」という独自の思想を持ち、そのこだわりは義体にも反映されており、生身の身体と同様の強度と痛覚がある)
    フルフェイスのマスクはオスカーの脳波を読み取り顔部分の画面に表情を作り出す優れもので、他にも色々便利な機能がついている。(※持ち物参照。シナリオ内で使えるかはKPの判断にお任せます。)
    マスクは外すことも可能だが、本人が外すか、オスカーが死なない限り外せない。
    一応頼めば外してくれる…が、外した姿は見ないことをオススメする。(SAN値チェック)

    大戦中は義体にも様々な武器(オスカー曰く「古より続く男のロマンだ!」)を搭載していたのだが過去に

    ・研究所内の自室のゴミを捨てに行くのが面倒で対人火炎放射器でゴミを焼却しようとして研究所を半焼させる。
    ・Gが出たので思わず胸部内蔵型対戦車ミサイルぶっぱして研究所を瓦礫の山にする。
    ・研究所の電子機器にスタンガン(一億ボルト)を仕込んだ義手で触って電子機器の破壊&研究所とデルタニア国一部地域を停電させる。
    ・仮眠中に敵に襲われる夢を見て、寝ぼけたまま対戦闘機撃墜ビームを放ち研究所の天井を粉々にする。
    ・鼠駆除の為に鼠の巣に猛毒ガスをまき、研究所全体に流出させる。

    …等の問題行動を起こした為、「所長は兵器の装備は禁止です!!」と所員達から猛抗議され渋々了承、現在は護身用のみの必要最低限の装備しかしていない。
    (ちなみに上記の行動での死者、重傷者は奇跡的にゼロである。)

    はた迷惑な男だが、アイデアと豊富な知識の持ち主。
    見た目アレだが性格は極めてポジティブで温厚かつ気さくで基本慈愛の眼差しで他の探索者達と接する。
    他国探索者はドンパチ戦争をしていた敵国の人間だが、人類を愛するオスカーにはわりとどうでもいいことらしく、探索者全員に好きの矢印を向けている。(相手からどう思われててもそれもあまり気にしてない)
    オスカーが憎み怒りを向ける相手がいるとすればそれは人類の滅亡させようとする人類悪と呼ばれる存在くらいである。

    ズレてはいるが人類の繁栄を切に願い、人の無限の可能性を信じ、人を愛する男である。


    戦争が終結後の彼は静かに嘆き憤っていた。
    「人類諸君、我々はこの長きに渡る戦争で何を得た?あらゆる物を破壊し、数多の尊い人命を奪った…そう、結果何を得た?
    私が見る限り腐敗した屍の山、黒ずんだ血の河、平らな焦土を作ったのみだ。
    ああ、なんということだ、これではいけない。
    愛しき人類諸君、我々は過去に類を見ないほどの世界規模の破壊と殺戮をしたのだ、人命という莫大なコストを支払った。なら人類はより強く、高みにいき、進化しなければ、世界をより発展させなければいけないのだ。
    しかし現状は対価に見合わない成果だ。
    愛しき人類諸君、違うだろう、絶望の淵に立たされようと君達はもっと偉業を達成できる、奇跡すら起こせる…そんな輝かしく愛しい存在のはずだ。

    願わくば私の開発した兵器と技術がこれからの世界の発展に貢献できればいいのだが。」
    義体の死刑囚は檻の中静かに祈るのであった。

    職業技能
    ・ショットガン
    オスカーが所員達に唯一許された武装。普段は脚の部分に隠してる。
    ・聞き耳
    彼のマスクは小さな音も拾う。まあ、本人が何かに集中しすぎて聞いてないかも知れないが。
    ・目星
    マスク越しでも結構見える。
    本人がちゃんと見てるとは限らない。
    ・図書館
    文献や資料を漁ったりもしてるので。
    ・製作【兵器】
    専門分野。
    ・機械修理
    修理も仕事内容に入ってるのでできる。
    ・化学
    毒や薬の研究も兵器開発の一環で行っていた。
    ・コンピューター
    研究職はデスクワークもこなします。

    興味技能
    ・応急手当
    兵器開発には怪我もつきもの。
    ・精神分析
    戦時中に精神を蝕んだ人間を多く見て、診てきた。
    ・人類学
    人の軌跡はオスカーが愛する輝く希望である。


    どうでもいい雑記
    ・オスカー・K・タウンゼントの名前、ミドルネーム、ファミリーネームの頭文字を取るとPLオキタの名前になる。
    ・デルタニアはデルタ+ニアの組み合わせ。デルタはギリシャ文字の第4字。D国=Dはアルファベット4番目だから。
    ・ゴッドアップルリバーは和訳すると神奈川。
    ・見た目は好きなロボ、サイボーグ、覆面キャラの要素と猫を詰め込みました。
    ・内面はFate/EXTRAのラスボスの思想を元に作りました。(だいぶかけ離れたけど。)



    ・戦争が始まる前のオスカー・K・タウンゼントの経歴は不明、また戦争前の彼を知る人もいないーーーが、妻子はいたらしい。




    ???
    子どもの頃に両親と行った万博、そこには人が築き上げた偉大な過去と輝く未来があった。
    幼いながらも人の可能性に魅せられた私はその日から人類史の虜となり、いくつもの本を読み漁り、人の軌跡に瞳を輝かせた。

    ???
    大人になった私は教員をする傍ら、人々の生活に便利なものを発明していった。
    私はこの国では飛び抜けて賢い部類にいたが、地位や出世などにはあまり興味がなかったので開発した製品の特許をいくつか取り、デルタニアの小さな田舎町で好きなように物を作り、人類史を読み解き、働き生活していた。
    私のような変わり者でも好きだと言ってくれる女性と出会い、結婚し、子どもにも恵まれた。
    毎日賑やかで、忙しくて、穏やかで、愛しくて幸せだった。
    …戦争の影が迫るまでは。

    ???
    ここ数年世界情勢は危うく戦争がいつ始まってもおかしくないことはわかっていた。
    私のもとに国からの使者がきた。なんでも技術研究所所長として兵器開発をしろ、という命令だ。
    私は思わず振り返る、後ろには私を不安そうな目で見つめる妻子の姿があった。
    ――国からの命令に逆らうことはできない。
    ならばやるしかないだろう。
    私は静かに頷いた。

    ???
    昔から怒る事が、憎む事が苦手だった。
    とても疲れるし哀しくて仕方なくなる。
    誰かに怒られるのも、憎まれるのも構わない。
    だけど人を憎むのはとても辛かった。
    理由はきっと幼い頃に抱いた人類への憧憬。
    人は素晴らしく、美しいだけではない。
    調べていくうちに、人の醜くさと残酷さも知った。
    ――それでも、それ以上に人が愛おしい気持ちは日に日に増していた。

    ???
    戦争は憎悪渦巻く地獄だ。
    行きたいとは思わない、しかし行かねばならぬなら腹をくくるしかない。
    妻子の事を考える。
    二人には無事に生き抜いて欲しい、だけど。
    この先起こる戦火は世界を覆うものだろう、そうなれば最悪の事態になる。
    妻子の命がいつか見知らぬ誰かに奪われてしまうのではないか、そこまで考えて息が止まる、目の前が真っ赤に染まる。
    考えだけで憎しみが心を染める。
    ああ、嫌だ、こんなに辛くて哀しいことに心が支配されるのは。
    「誰も憎みたくない」
    涙と共に溢れる本音。

    ???
    兵器を作る、それは間接的に数多の人命を奪う行為だ。
    人類を愛する私はそれでもやり遂げると決めた。
    人はこれで終わらない、逆境を跳ね除け、必ずよりよい未来を創る。
    ――だから私はあえて悪人となろう。
    誰も憎みたくないから、たくさんの人から憎まれる側になるのだ。
    そして戦争――兵器――によりもし私の妻子が亡くなることがあるならば、それは
    【誰でもない自分のせいであり、憎むべき存在は自分唯一人のみである】

    ???
    戦争の終わりがどうなるか解らない。
    勝つのか負けるのか。
    どちらにしても妻と子どもは生き延びた時、戦争後の世界で「人殺しの家族」と後ろ指を指されるだろう。
    ならば私が家を出る前にやる事は唯一つ。
    この先、自分が辿る運命に、愛する君たちを巻き込むことの無い様に。
    私が最後に君たちにできる事を。

    ■■■
    第三次世界大戦前、とある男が自分と親しい間柄の人物全員から『自分』を消したという。
    知人、友人――――愛する妻と子ども。

    『君達は私を“忘れて”生き延びて幸せになりなさい。
    私は忘れないよ、さようなら愛しい人。』

    これから男の事を忘れなければならない家族に男はいつも通りの気さくで優しい笑顔を作る。
    瞳に慈愛と少しの哀しみを滲ませて。
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