作業進捗です 年の差杏こはちゃん。年の差がちょっと変則的(?)ですすみません。
キィン、と甲高い耳鳴りが響くと耳の奥が痛んでくらりと目眩がした。
「痛っ……!」
反射的に目をぎゅっと瞑り、耳を両手で覆い立ち止まる。初めての感覚にやばいって感じたけど……。
「あれ……?」
恐る恐る目を開けると、視界ははっきりとしてるし耳鳴りも痛みももう無い。
「何だったんだろ……まあ道のど真ん中で倒れなくてラッキー、かな?」
理由は分からないけど、ビビッドストリートの道中で倒れたりしたら大騒ぎになっちゃうだろうし、何事も無いならそれで良いか。
そこからは気にする事無くまた家に帰ろうと足を進め始めて少し。ある事に気づいて私は再度足を止めてしまう。
2693