痴話喧嘩「…アンタ達ねぇ。痴話喧嘩にかこつけて、エッグマンの基地を壊すのやめなさいよ。」
「「どこが痴話喧嘩だ 」」
「そういうところよ、自覚ないの」
「ハンッ こんなのとくっつくなんて一生有り得ないな。」
「そこだけは同意だ。」
「…ハイハイ、ごちそーさま。で、二人におつかいを頼みたいの。」
「それって、俺達じゃないとだめか?」
「後片付けしなきゃいけなくなったのは、誰のせい」
「All right. 行けばいいんだろ」
「そういうこと。じゃあ、お願いね。」
「…僕はすぐ帰るからな。」
「行ってくれたら文句言わないわよ。それと…ソニック、ちょっと来て。」
「What 」
「お姉さんがお膳立てしてあげたんだから…頑張りなさいよ♡」
「」
そして数時間後。
二人が両手いっぱいに箱を抱えて戻ってきた時、ルージュは楽しそうに微笑んでいた。
「ふふ、遅かったじゃない。──でもその様子なら、悪くなかったんでしょ」