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    舌根沈下

    @please_kick_ass

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    舌根沈下

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    人に気付かれないまま進展するプトオク

    #プトオク
    ptochu

    メッセージ初めてのメッセージ。
    試合と試合の合間にブースでゲームしていたら、モニターに突然ウインドウが現れてゲームを台無しにされ、俺は叫んだ。

    ハッカーってなんでも出来るのか、俺の端末や家のスマートスピーカーにもメッセージを寄越した。

    内容は決まって試合のことで、最後はいつも

    「俺は見ている。いつでもな」

    で締め括られる。

    普段は滅多に話しかけてこない癖に、試合中に起きた些細なミスや改善点を指摘して俺をイラつかせる。

    「わかってんだよ!出来たら苦労しねー」

    背後で機器のメンテナンスをする気配に大声をあげる。それをきっかけにあいつは振り返って俺のブースへ近づいて、言い争いのような、ほとんど口喧嘩同然の議論が始まる。

    でも何故か、不思議と嫌な気分じゃなくて、俺はこの偏屈で神経質な男との会話を楽しんでいた。

    お互いの特技がまるで違うし、戦い方の理想も違う。レジェンドは気が強い。相手に合わせるなんて自分を曲げるようなものだし、ファンにも見せたくない一面だ。

    『出来ることならそれぞれの良さを潰さずにスマートに闘いたい』

    クリプトが言いたい事は毎回その結論で、それにはやっぱりブリーフィングや微調整、互いへの意識が大事らしいけど、俺は感覚的な戦闘をしてるから頭で考え始めるとリズムが狂う。

    「すぐには無理でも、こうやって何度もトライ&エラーを繰り返せば徐々に良くなるはずだ」

    そう言って小言のようなデジタルメッセージを毎回送ってくる。

    「んな事よりデート行こうぜ」

    試しに返信先もないメッセージに対して、端末にあてもなくひと言打ってみた。

    返事はなく、お小言メッセージも来なくなってしまってその日は終わった。

    試合中のクリプトは作戦会議中やデジタルメッセージとは違って素っ気なく口数も少ない。曰く試合中に言い争いが起きたら本末転倒だからだそうだ。まあそこは試合に集中出来て良いけど、何かあればその場で言ってくれた方がいいなと思う時もある。

    こうやって横でドローンを操作してぼそぼそと索敵の状況を話している様子は、ブースで口喧嘩している時と随分と違って大人しく、いわゆる「好青年」してるように見える。

    そういやこいつ、別のレジェンドとあんなに議論してたか?

    「周囲2部隊。足音や銃声に注意しろ」

    「へいへい」

    ドローン操作を終えたクリプトと、ゴーグル越しに目が合う。

    「……注意しろ」

    スナイパースコープに視線を移す背中に、

    「EMPのタイミング待ちだろ?よろしく〜」

    それまで散々言い聞かされた作戦を復唱した。

    試合後、シャワーを浴びようとした俺の背中に

    「シルバ」

    低く静かなひと言がかかった。

    そのあとシャワー室の中で交わした言葉は、俺の想像していないことで、シャワーの水音に掻き消される小さな言葉たちを、俺の耳元でいくつも囁いた。

    長いシャワーを終えた頃、誰もいないシップを二人で出て、そのままホテルへ車を走らせた。

    もちろんあの時の返事も直接くれて、その後何度かデートをした。

    でもメッセージは決まって試合のことだけで、相変わらず重箱の隅を突つくような細かい指摘にイラっとさせられるけど、あいつの知らない一面も最近は見せてくれるから、悪くない。

    「ハッキングされる可能性があるから、デジタルに残すものは選んでいる。俺の防壁を崩せる奴がいるかは疑問だがな」

    もっともらしい事を言ってたっけ。

    あいつが裸の俺を抱いて貫きながら零す言葉の数々は、そりゃ普段からは想像もつかないような甘いモンだし、俺も人に言えないようなことを叫んでる。

    でもこれは俺たちだけの秘密だ。
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    _BeHa_

    DONE雇プト×オク
    裏ではテロリスト組織のシルバ製薬妄想。悪いオクタビオのアースです。
    面接に行った雇われの話の続きです。

    エロ無しキス有り
    ※何でも許せる方向け
    「ここがアンタの住処か。悪くねえな」


     廃車のスクラップ工場付近にポツンとあるトレーラーハウスが俺の現在の家だ。普通の住宅に比べれば小さいが、中に入れば一般的な住居とほぼ変わらない。勿論、外観は洒落た綺麗なものではなく内装にも拘っていないせいで無骨だが、誰かを招く予定もリフォームする気も一切無かった。
     キッチンにトイレにバスルーム。空調も完備していて不便もない。冷蔵庫やレンジなど家電製品も充実し、通常の生活を送るのに全く問題は無く、狭ささえ目を瞑れば快適と言える。ベッドもソファーもあり贅沢なくらいだ。

     彼の言葉が皮肉なのかお世辞なのかは分からないが、オクタビオは朝早くから金持ちにとってはスクラップ紛いに見えそうな俺の住居にやって来た。
     早朝からの来客に眠気まなこを擦りモニターを確認すると、そこに映り込んだ鮮やかなライムグリーンに急速に目が冴え脳が起動した。サングラスにマスク姿の雇い主に驚き携帯端末で予定を確認するが、今日までは完全にオフで間違いはない。
     今日まで、と言うのは、あのイカレた面接に合格した日。流れと勢いに身を任せて、雇い主と高級レストランのテーブルの上でセック 3196

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