三人の英雄の設定伯村 藤(はくむら ふじ)
ヒスイバクフーン♂
見た目年齢20代後半(アイヌ文化が成立したと思われるおおよそ900年くらい前からは生きており、実年齢もそのくらいだと思われる)
三人の英雄と呼ばれた者の一人。あまり力仕事を好まず、山菜採りでなんとか生計を立てていた。両親が病弱だったため、介護もしていた。神様に頼みに行く役を志願したのは故郷の村や他の村のみんなや両親が安心して生きていられるようにしたいため。他の二人と比べると元々の性格も踏まえて、かなり実戦向きではなかったが、試練の時には敵や罠の位置をすぐに掴んだり、母親からもらった山菜取りにも使っていた大地の霊力を燃料として使う提灯を持って安全に道を進んだり、補助としてはかなり役に立っていた。三人の中では一番頭が回るので指示役を蓮(ヒスイジュナイパー)に任された。
最期は村人から無理矢理木に括り付けられ、生きたまま燃やされた。燃え尽きるまで村人は見届けており、完全に焼死体となった藤を見た後に山の麓に捨てるが、ここで肉体が再生した。家族は「英雄を産んだ罪」を着せられ、村人によって殺される。
現代では五郎ちゃんと大学で同級生だったこともあり、わりと意気投合する事がある。
朱波 蓮(しゅなみ はす)
ヒスイジュナイパー♂
見た目年齢30歳手前か前半(アイヌ文化が成立したと思われるおおよそ900年くらい前からは生きており、実年齢もそのくらいだと思われる)
三人の英雄と呼ばれた一人。親はおらず、三人の弟と妹達と暮らしていた。食には困らないようにマタギとして狩猟をして食糧の肉を得ていた。神様に頼みに行く役を志願したのは自分や弟と妹達の生活を脅かされたくないから(藤と違うのはあくまで「自分と家族だけ」が平和になりたいと考えている)。猟銃の扱いに関してはかなり上手く、ほぼ一発で仕留めたり、試練の際は敵を遠距離にて攻撃していた。試練の最中の食糧を採ってくる役もしていた。
最期は村に戻った瞬間、村人全員から猟銃で集中攻撃、トドメに刃物に滅多刺しにされた。死体は村のはずれの森に捨てられたが、そこで再生した。家族は「英雄と家族として受け入れた罪」として村人に殺される。
現代では裏の何でも屋を開いており、要は殺し屋的な店を開いている。猟銃を使えるスキルを廃れさせたくなかったが故の選択である。
大源 菊(だいげん きく)
ヒスイダイケンキ♂
見た目年齢20代手前(アイヌ文化が成立したと思われるおおよそ900年くらい前からは生きており、実年齢もそのくらいだと思われる)
三人の英雄と呼ばれた者の一人。故郷では数少ない武士の家系の三男であり、兄弟の中で一番実力を持たないため、家族の中や村人からかなりイジメられていた。神様に頼みに行く役として志願したのは少しでも村から離れたかったため。とはいえ、藤よりは実戦ができるので試練を乗り越える時はかなり役に立っていた。武士としての実力が疎いのは兄弟の中だけなので、刀の扱いは他の二人から見たらすごく上手いとのこと。
最期は帰ってきた途端に家族に取り押さえられてしまい、父親に首を切り落とされた。首と身体は川に流されるが川の中で再生した。この後、家族は「英雄を産んだ罪」を着せられ、家族全員が公開処刑での切腹をする。
現代でも承認欲求は求めており、今までも他の二人以外に認められることがなかったため、すぐ欲求を満たせるSNSにすぐ適応した。真ちゃんとはネット友達である。ただ、リスカなどの自傷行為をしていいねを稼ぐ文化にはあまり好きではない(自分が何度も痛い思いをして死んでいるため)。