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    himemiya

    @himemiyacasa

    ベッターとどっちが使いやすいんだろ

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    himemiya

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    この炭治郎は、前世を覚えています。そして、繋ぐためとはいえ、義勇との関係を絶ってしまったことを後悔していました。
    現世で義勇と巡り合い、恋人同士となって幸せな毎日でしたが、ある日、寝ていて意識のないはずの義勇が何か寝言を言っていることに気が付きます。それは、彼の前世の記憶の人格の言葉でした。彼は寂しそうに彼の最期を語り、静かに涙を流していました。その瞬間、炭治郎は猛烈な自己嫌悪に陥りました。独り孤独に最期を迎えた彼に対し、自分は家族皆に看取られて死んだ。そして、一人にしてしまったことになんの償いもせず、彼の隣でのうのうと「幸せだ」と宣っている。許されることではない。炭治郎は、無意識のうちにぎりぎりと自分の肌を抓っていた。(これが最初に義勇に発見されたつねられた痕です。)
    そして、炭治郎は寝ている義勇に話しかけることにしました。自分を罰してほしい一心で、わざと酷い言葉を言いました。優しい義勇は初めは悲しみ、それでも最後には炭治郎を許しました。しかし、炭治郎はどうしても自分を許せません。そして、ついに禁忌のことを言ったのです。それは、「前世の鬼殺隊は異常者だ」という、あんなに憎んでいた鬼の始祖の言葉でした。その言葉を聞いた瞬間、義勇の顔色は変わりました。初めて、彼を激昂させることに成功しました。そしてそれは、どんどんエスカレートしていったのです。
    同時に炭治郎は、自分の歪んだ悦びも自覚していました。仕事ばかりで一緒にいられなかった義勇が、自分を守るように抱きしめて、ずっと側にいてくれるのです。炭治郎は、前世の彼に罰されると同時に、現世の彼の時間も手に入れたのです。

    義勇が見た動画の背中を向けた炭治郎は、嬉しそうに笑っています。
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