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    maru00kichi

    @maru00kichi

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    maru00kichi

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    デア時空/ぐだロビ/水着ハンサムにナンパされたり口説かれたり

    夏イベで推しカプ出てくれ!!!!!!!!!!! の気持ちと 推しカプ出たら情緒が死ぬから出ないで!!!!!!!!!!!!! の気持ちで心がバラバラなので気を落ち着かせるために即興SS
    ヤマなしオチなしだわよ

    #ぐだロビ
    gudarobi

    先着限定アヴァンチュール「そこの格好いいオニーサン、隣空いてる?」
    曰く、ナンパのコツは相手に警戒されずに心を開いてもらえるかにかかっている。そういう意味では今の声かけは満点だ。初手でさらりと褒めてくるリップサービス、それでいて隣に座るのに自然な切り口。しかも相手はこんなハンサムなのだから、そりゃあ大概の女の子には有効だろう。
    まあ、生憎ここにいるのは可愛い一夏の恋の相手ではなく、手持ち無沙汰にパフェをつつく野郎なのだけど。
    「何だよ、そういう遊び? ナンパごっこみたいな」
    「オレとしちゃ、遊びでも本気なんですけどねぇ」
    ぎらぎらと照り付ける陽光も眩しい昼下がり。暑気を避けるため街角のカフェで一時休憩しているときである。午前中一緒にいた面々は息抜きがてら外に出ているから、この場にいる知り合いはひとりだけだ。警護のために残ってくれた、水着姿の緑の人。
    「そういえば、こっちではその姿なんだ」
    パフェの上にこんもり盛られたクリームを崩し、下のフルーツの層と混ぜ合わせる。細身のグラスの向こう側で、ロビンはドリンクに手をつけずこちらを見ている。頬杖をついてこちらを覗き込む様にちょっと首を傾けると ちゃり、と銀のチェーンが揺れる。
    「まぁ夏ですし、街中でいつもの銅鎧姿でいるわけにもいかんでしょ。それにこっちの方が何かと都合が良いんですわ」
    「まあ、それもそうだよね」
    夏のリゾート地で動き回るならそれらしい格好をした方がいい。周りの客も水着の上にラッシュガードを羽織っている観光客がちらほらいる。そのうち何人か、特に女性がちらちらとロビンのこと見ているのに気付いて、立香はしみじみと感心してしまった。
    「……それにその格好、似合ってるもんね」
    純粋な褒め言葉に、ほんの一欠片ぶん複雑な感情を織り交ぜてしまう。ぐるぐるとパフェを崩して一口頬張ると、甘ったるいクリームで胸焼けしそうになった。慌ててフルーツも口に入れて中和する。
    「でしょ? それにこっちの方が勝率がいいんですわ」
    「勝率?」
    カジノか何かの話だろうか。不思議に思っていると、ふいに口元を ぐい、と指で拭われる。ぴくん、と肩を震わせて固まる立香の前で、ロビンは堂々と自分の指に着いたクリームを舐めた。
    「何せ競争率が高いんでねぇ」
    「……そっ、そっかぁ……」
    スプーンを思わず手放して、テーブルに突っ伏した。冷房がちゃんと効いているはずなのに、日焼けしたみたいに頬が熱かった。
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    maru00kichi

    DOODLEデア時空/ぐだロビ/水着ハンサムにナンパされたり口説かれたり

    夏イベで推しカプ出てくれ!!!!!!!!!!! の気持ちと 推しカプ出たら情緒が死ぬから出ないで!!!!!!!!!!!!! の気持ちで心がバラバラなので気を落ち着かせるために即興SS
    ヤマなしオチなしだわよ
    先着限定アヴァンチュール「そこの格好いいオニーサン、隣空いてる?」
    曰く、ナンパのコツは相手に警戒されずに心を開いてもらえるかにかかっている。そういう意味では今の声かけは満点だ。初手でさらりと褒めてくるリップサービス、それでいて隣に座るのに自然な切り口。しかも相手はこんなハンサムなのだから、そりゃあ大概の女の子には有効だろう。
    まあ、生憎ここにいるのは可愛い一夏の恋の相手ではなく、手持ち無沙汰にパフェをつつく野郎なのだけど。
    「何だよ、そういう遊び? ナンパごっこみたいな」
    「オレとしちゃ、遊びでも本気なんですけどねぇ」
    ぎらぎらと照り付ける陽光も眩しい昼下がり。暑気を避けるため街角のカフェで一時休憩しているときである。午前中一緒にいた面々は息抜きがてら外に出ているから、この場にいる知り合いはひとりだけだ。警護のために残ってくれた、水着姿の緑の人。
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    maru00kichi

    DOODLEデア時空/ぐだロビ/バレンタインの様なそうじゃない様なSS

    バレンタインネタというかただいちゃついてるだけ。糖度高め(当社比)
    バレンタイン中で超多忙なぐ君と、ぐ君争奪戦に本気で勝ちに来たロのおはなし。
    たまたま時計を見たら、ちょうどそのタイミングで日付が変わった。変わったと思ったら、今度はドアのロックが解除される音がした。

    「ドーモ。ちょっと今、いいですか」

    照明の落ちた暗い廊下をバックに立つそのひとは、珍しく宝具の外套を目深に被ってそこに立っていた。最近は顔を隠すのも今更だとか何とか言って戦闘時以外では着けないことも多いのだけれど。しかもこんな風に、目元や鼻筋まですっぽり隠れるぐらいフードを被っているのなんていつぶりに見るだろう。それこそ、最初に出会った時ぐらいかもしれない。
    思いがけない懐かしい姿に驚いていると、ロビンが少し居心地悪そうに首を傾げた。……それ、無意識なんだろうけど、できたらあざといから俺以外でやらないでほしいなぁ。ちょっと長めの後ろ髪が揺れるのとか、髪が揺れた拍子にちらっと覗く耳とかが目に毒だし。あと、気怠そうに頭を揺らす仕草がまた堪らないというか、ツボにぐっと刺さるので。

    「……あの。おーい。聞こえてます?」
    「っ、はい!」
    「ちょっ、夜遅ぇんだから大声出すなっての!」

    ロビンは慌てて部屋の中に入ると、後ろ手にタッチパネルに触れてドアを閉めた。それから更 1262