休めライヤー! それは、パシオに存在するとある城の一角でのこと
「はよーございますライヤー様ー! ……ってあれ、昨日はパシオタワーに呼ばれてたって聞きましたけど?」
座り心地の良さそうなソファに座り、何かの書類に目を通しているライヤーにチェッタが近づいていく。
「そうだな。アクロマがオレさまのデータを抽出して、十階の門番にするとか言って呼び出されたからな……あいつめ、難易度設定をめちゃくちゃにしおって……これでは挑戦者からクレームが出るぞ。また行って文句を言ってこねば」
「えー、あーしは遠いからてっきりそのまま泊まってくるのかと……ちなみに昨日のそれって何時までの話です-?」
「んん? アイツは夜型だからな。夜八時頃にいって……二時頃に解散して帰ったか?」
10219