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    Sh1o_3

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    Sh1o_3

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    🔆💫供養※小説ぽいけどただの殴り書き
    べ口ブノレグの博物館に「曙光」という作品が展示されているので、そこに上手く話をもっていこうとしたけど無理だった。2人がひたすらイチャコラしてるだけです。

    「そういえば前ヤリ一口-VIっていう寒波に覆われた星に行ったことがあるんだけど」
    草むらで寝そべっていた僕の愛しい相棒……穹は、僕を見つけるやいなや、いきなり話しかけてきた。
    「そこで博物館の経営を任されたことがあるんだ。」
    「えっ、相棒が…?」
    「ファイちゃん、なんだその反応は」
    僕のリアクションが気に食わなかったのか、穹は頬を膨らまし、じっとりとした目でそれは可愛らしく睨んでくる。
    「あはは、ごめんごめん。相棒が経営をしている姿がどうにも想像出来なくて。」
    「ひどい!俺結構そういうの任されてきたんだぞ!」
    「えっ、本当かい…?」
    「だからなんだその反応!!」
    穹はやにわに立ち上がると、僕の肩辺りをポコポコと叩いてくる。どうやらそれが穹の拗ねた気持ちを最大限表した行動らしい。
    「いてて…ふふ、ごめんってば、"穹"。」
    「おっ…まえさぁ、いきなり名前で呼んでくるなよ…」
    そう言う穹の伏せた顔。
    髪の毛で顔のほとんどが隠れてしまっていても、真っ赤になっているのが容易に想像できるものだ。
    ……しかし、まさかこうもいじらしい反応をされるとは思わなかった。
    (ああ、駄目だ。)
    頬がじんわりと熱を帯びていくのが分かる。穹も、今、僕と同じ顔をしているのだろうか。
    (見たい。)
    ……そんな邪な考えを抱いたせいで、沈黙の間が生まれてしまった。これはどうしたものか…弁論大会で10連覇を果たした僕の功績がいとも簡単に崩れ去ってしまう!
    きっと皆は知らないだろうが、こういう時の穹は、まるで覚醒したかのように僕を言い負かしてくるのだ。そう、その姿はまるで___
    「どうした、ファイちゃん?自分から仕掛けたくせに、赤くなってる耳が隠しきれてないぞ〜笑」
    ___小悪魔だ。
    「あれ?笑 図星か?ふふ、"ふぁいのん"は可愛いな。」
    「…君、今のわざとだろ。」
    「何のことかなー。」
    「やり返すだなんて大人気ない!」
    「俺は永遠に子供だ!!」

    気が付いたらくだらない言い合いが始まっていて、それがどうしようもなく幸せで、愛おしくて、…失いたくなくて、笑った。

    「は〜、ファイノンのせいで疲れた!」
    「ちょっと待った、"疲れたけど楽しいひと時でもあった"の方が近い、そうだろう?」
    「……なんか…ファイちゃんめちゃくちゃ自信ついたな?」
    「穹のおかげだよ」
    「……はぁ……」
    「どうしたんだい?」
    「大人気ないのはどっちだか……」
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