urogiaya ◇CP有の絵などはここ◇R-18原稿の進捗やらくがきは修正不要な程度にトリミングするかR-18指定でワンクッションしています ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 104
urogiaya☆quiet followINFO漣タケ絵チャ会(6/16開催)の入り口ですhttps://draw.kuku.lu/p/rntklove/PWは漣+タケふたりの誕生月を並べて四桁 Tap to full screen (size:524x418).Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow urogiayaPROGRESS※レナダニ 薄い本ゆえ1ページ目から盛り上がりまくっています🔥 urogiayaPROGRESS※漣タケ レナダニ本原稿より ようやくこちらに進捗を投げられるところまできました 2 urogiayaINFO漣タケ絵チャ会(6/16開催)の入り口ですhttps://draw.kuku.lu/p/rntklove/PWは漣+タケふたりの誕生月を並べて四桁 urogiayaPROGRESS※漣タケ(レナダニ)原稿より およそそんな表情で言う台詞ではない urogiayaDOODLE※漣タケ キスの日 勢いでやっといて照れる urogiayaPAST※漣タケ 過去の漫画からキスシーンだけ集めたコラ作りました😘 recommended works komaki_etcDOODLEファンクロ/漣タケサクラ「見てくれ、ファング、アーモンドの花だ!」 こんなにたくさん、と木の下でくるくる回ると、ファングが溜息がちに肩を落とす。 「サクラだ。ちょっと違う」 「ふうん、違うんだ?」 ほんのり薄ピンク色の、優し気な花びらが舞う。おいしそうな匂いがする。花びらはきっと食べられないけれど。 「オレだって詳しいわけじゃねーよ」 「まあ、そりゃそうだよね」 ファングが花に詳しいだなんて、そんなハズがない。仕事で庭園に寄ったって、見向きもしないんだから。セブンだって笑うはずだ。 「……あ」 「どうしたの?」 「バラ科だな、アーモンドもサクラ」 「へえ」 胸の紋章が躍る。僕らは薔薇に囲まれて生きている。血を吸って真っ赤な、絢爛な花。 835 komaki_etcDOODLE漣タケコンドーム 部屋の掃除をしている時に、コンドームの新しい箱を見つけた。 薬局で買ったのか通販で買ったのかはわからないが、薄い袋に包まれたままの黒い箱が、四箱も。 ――コンドームって、まとめ買いすると安くなったりするのか……? ベッドサイドのミニテーブルの小さな引き出しにそれは乱雑に突っ込まれており、隠す気もさらさらなさそうであった。俺は引き出しの中身を整理するために、一度全てを取り出す。 新しい箱の他に、開封済みの箱も出てきた。ジェル付きのと、薄さに拘ったのが。使い比べてみようとして、大して違いが分からなくて、暗がりの中で手に取ったやつを使っているから、減り方も半々だ。 六つの箱と、使いかけのローションをベッド上に並べて、俺は一人で赤面する。だってこれじゃあ、まるで、やることをこんなにも楽しみにしてるみたいだ。 931 komaki_etcDOODLE漣タケ同棲コーヒー 荷ほどきをしている手を休めて、ベランダの窓を開けた。さあっと新しい風が駆け抜けていく。まだカーテンも付けていない窓辺は陽射しをそのまま迎え入れて、ぽかぽかとあたたかかった。 テーブル、椅子、食器棚。二人で選んだ家具たちが、所在なさげにうかうかしている。これから馴染んでいくんだろう。そして、置かれているのが当たり前になっていく。ソファをひと撫でして、おおきく伸びをした。この空色を選んだのはアイツだ。 ただ暮らせればそれでいい、と思っていた俺たちを、事務所の人々は強く説得し続けた。何年も住むことになるんだから使い勝手のいいものを、ストレスのない快適さは自分で作るものだ、と。言われてみればそれは全くその通りで、俺はもうすっかりこの部屋が気に入っている。こげ茶で揃えた家具たち、そのなかでひとつだけ明るい色のソファ。二人で暮らすのにちょうどいい広さの部屋。 2858 komaki_etcDOODLE漣タケうかうか 電車で隣に座った人が、花束を持っていた。 横を見なければ気づかないほどこぢんまりとした素朴な花束で、一輪、ひまわりだけが目を引くように鮮やかだった。 隣の人はそれを嬉しそうに、大事そうに何度も抱え直すものだから、自然と目が引き寄せられてしまう。きっと、じっと動かない人であれば、花束を持っていたことにも気づかなかっただろう。 花束は、職業柄、よく貰う。ドラマのクランクアップが主だ。ライブや舞台でもフラワースタンドを貰うが、持って帰れるものではない。手の中にすっぽりとおさまるサイズだと、家や事務所に飾れてささやかに嬉しくなる。 花は、一過性の美しさだ。あっというまに枯れてしまうし、それは手入れを怠れば尚のこと早まる。綺麗にドライフラワーにできれば長く楽しめるのだろうけど、自分はそこまで器用ではない。そんな一瞬の美しさを、わざわざ俺のために贈ってくれる存在がいるということは、なんと嬉しいことだろうか。右隣のひまわりを見ながら、そんなことを思う。きっとこの花たちは、帰宅後、速やかに花瓶に生けられるのだろう。存分に愛されてから散るに違いない。儚い栄華。俺は自分の右手の甲を見た。 1908 komaki_etcDOODLE漣タケうさぎと炭酸水 夜の散歩のお供に、強炭酸水を買ってみた。水より幾分か気分が晴れやかになる気がしたのだ。 今夜は中秋の名月と十五夜がかぶっているそうで、それはとても珍しいことのようだった。台本チェックもひと段落したことだしとサンダルで外に出てみれば、なるほど綺麗な月夜だった。炭酸水はぴりぴりと喉を通過して、脳が冴えわたる心地がする。 花札で、月見で一杯という役がある。花見で一杯という役とセットで覚えたのだが、花見は春にしかできないのに対して、月なんか毎晩出てるのになんで特別視するんだろうと不思議に思ったものだ。これだけ見事な月なら、そりゃああやかりたくもなる。俺はまだ酒は飲めないけれど、綺麗なものを愛でながら飲む酒はきっとうまいんだろう。しゅわしゅわと舌の上で炭酸が弾ける。 1793 komaki_etcDOODLE漣タケ金木犀のジャム 大家さんに、はい、と手渡されたその小瓶には、小さなオレンジ色の花が浮かんでいた。 「金木犀のジャムなの」 「手作りですか。すごいですね」 「趣味なのよ、ジャムづくりが。イチゴでしょ、マーマレード、りんご、金柑なんかも」 にこにこと笑うその目尻の皺に、日々の暮らしの楽しさが刻まれていた。回覧板と一緒に小瓶を受け取った俺は両手が塞がっていて、不格好なお辞儀しか出来なかった。 「それじゃあ、ハンコを押したらお隣に回してね」 「ありがとうございます」 朝のロードワーク帰りに、集合ポストの前で偶然会うにはタイミングが良すぎた。俺は大家さんの背中を見送りながら、さては俺の音で朝起こしてるな、と察する。もっと静かにドアを開けるようにしよう、この家は古いから音が筒抜けだ―― 1740 felsaeDONEthe socks are on so it doesn't count komaki_etcDOODLE漣タケ。ほぼ同棲かさかさ ずっと段ボールを触っていたから、手がかさかさしてきた。指先の水分が全部吸い取られてしまったかもしれない。 近頃、もっぱら買い物を通販で済ませているせいで、家に段ボールが増えた。毎週のゴミ出しの日をすっかり忘れてしまい、かさばっていくそれらに溜息をつくのも飽きた頃、やっと前日に思い出すことが出来たのだ。明日、ランニングに行くときについでに出そうという算段である。 段ボールに張り付いている伝票を剥がしながら、牙崎、という名字が目に留まる。俺のだけじゃなくて、アイツの通販も俺の家に届くようになっていた。アイツ自身が買い物をしているわけじゃない。アダルト商品を買うのに、十八歳以上でないといけなかったから、名前を借りているに過ぎない。だいたいはコンドームだけど、その他にも、数種類、必要なものを買った。本来、入れるべきでないところに入れているわけだから、いろいろ準備が必要なのだ。思い出すのも恥ずかしく、俺は手回しシュレッダーに伝票をつっこむ。 2168 komaki_etcDOODLE漣タケ。とりとめない話みかん 店内ではなぜか「ももたろう」の曲がかかっている。俺はその軽快でチープな音楽を聴きながら、野菜売り場で困惑していた。 どうしてもみかんが食べたいのに、高いのだ。想像の倍くらいするやつしか売ってない。あのみずみずしい、爽やかに甘い果実の味を想像して涎があふれ出る。我慢できなくて、仕方なく一番安い詰め合わせを買った。隣に並ぶいちごの粒が、いつもより大きい気がした。 なぜみかんが食べたくなったかと言うとテレビでやっていたからで、なぜテレビを見ていたのかというと、アイツが帰ってこなかったからだ。騒がしいはずの夜がなんだかさみしいというのは随分癪だった。 出演したドラマの打ち上げと言っていた気がする。横柄な態度を取っていないか、迷惑をかけていないか、そんな心配をしていると、自分は彼のなんなのだという気分になってくる。俺が気にすることではないのだ。アイツだってきっとわきまえる時はわきまえる。 2419