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    202010Copycat

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    リヒ誕SSの、続きパターン紅丸の場合、の、ちょっと前くらいの小話。
    あの状況になるには、ってのを自分に納得させるための妄想会話のメモ書き。
    (リヒ不在)

    【リヒ誕SS ヴィクトルリヒトの迂闊、その少し前。】


    その日、紅丸のご機嫌は上々だった。程よく動かした体に酒が旨い。
    縁側でゆっくりと盃を傾けていたら、奥の部屋から紺炉がジョーカーに肩を貸しながら出てきた。

    「密談は終わったか」

    その話の輪には、最初、紅丸も同席していたのだが、小難しい話になってきたので面倒くせぇと座を離れたのだ。

    「ああ、あとでかいつまんで話す。それより、紅、コイツ送り届けてやってくれるか」

    「…ぅえ…ああっ…要らねぇ…よ…」

    ジョーカーがよろよろと紺炉から離れるが、その足元は覚束ない。

    「…いや、ちょっとな…話の段取りはついたんだが…その…どうも踏み込まねえ方かいいところを突ついちまったようでな…」

    なんかようわからんが、どうやら要はこいつの逆鱗に近いところを掠めるようなことを紺炉が言っちまったのを平穏に宥めようとしてサシノミ耐久戦になったらしい。

    どうでもいいが、珍しいもんを見たような気分だ。
    それよりも。

    「送るっつっても何処にだよ?飲み過ぎただけってんなら、その辺に転がしときゃいいだろ」

    「あー…どうしても、帰らなきゃならん…らしい…が…」

    どうにも、歯切れの悪い紺炉が煩わしい。

    「紅…第8の科学捜査官の連絡先…いや、紅が知っているわけねえか…俺もちょっと酔いがまわっちまったな…どうしたもんか…」

    ぽりぽりと頭を掻き首をひねる。

    「あぁん?イマイチお前の言いたいことが分からんが…そいつの連絡先見りゃわかるんじゃねえのか?」

    段々とイラついてきた紅丸は、ひょい、とジョーカーの内ポケットにみえた電話を無遠慮に取り出す。
    そして、唯一わかる操作方法ーー着信履歴の最新からコールバックした。


    (以上、供養。)
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