ワンライお題【初恋】
未来捏造










「なー…伏黒の初恋って誰？」
「はぁ？」

映画を一緒に観ようと誘われた虎杖の部屋で、エンドロールの流れる画面を眺めながら急に話を振られる。

「俺はねー…」
「ちょ、ちょっと待て、待て」
「保育園行っている時の先生なんだけどさ、名前…確かあかり先生だったかな？とにかくおっぱいデカくてさ、めちゃめちゃいい匂いすんのっ！話す時目線合わせるために屈んでくれてさー、目の前におっぱいあるしいい匂いするし、あれが俺の初恋かな」

いやいや、ちょっと待てって言ってんだろうが。
こいつ人の話聞かねぇな！

「俺、ジェニファーローレンスみたいに尻大きい女の人タイプって言ってたじゃん？でもあの歳で尻の良さは分かんなくてさー、やっぱりおっぱいだったんだよな…」

《Seaside》【上】 （中国語注意）【上】
“喂伏黑！能看见海了！”
  坐在副驾上的女孩喊着身边正在目视前方开车的黑发男孩，海的蔚蓝就在他们眼前像一条丝带一样慢慢展开。女孩染过的棕发梳成两个可爱的丸子头，蓝色的t恤外面是白色的背带裤，汽车座位上的安全带都拦不住她激动的心情。
  “是啊，我们快到了。”
伏黑惠手握方向盘稳稳地开着车。这是一个通往海边的下坡路，所以他其实早就看到海岸了，就在旁边女孩子开开心心照镜子和往手臂上补着防晒霜的时候。车载导航也早就显示他们已经靠近海边，伏黑惠不是那种会因为看到海而激动的人，但他因为女孩子欢雀的语气，心里松了口气：可算是到了。
 
正在驾驶的这辆轻型车，是他们租来的。两人带着三个人的行李，在七月的假日一起来到海边住一晚。