Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    。:゚・*☽:゚・⋆

    基本らくがき。きたない。トレスして遊んでる。
    自キャラとFGOとあんすた。
    リアクションありがとうございます!

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 91

    花園がえっちな服を着たぞ。

    E:せくしぃちゃいなどれす目の前の手触りの良い滑らかな布を握り締めて天宮佳月は途方に暮れている。
    本来なら、ラテのみに贈られて身に着けた所をゆるりと観賞して後に美味しく頂く筈だったのだ。
    それがどうしたことか二人いる最愛を平等で公平に扱うべく、前のランジェリーの一件も有って事前にラテの分だけで良いから!と丁重にお断りしていたにも関わらずしっかりと自分の分まで色違いで用意されているのである。
    しかもすったもんだの末に馘が用意した衣装を身に着けて蹲ったまま涙目で叫んだラテを満足そうに受け流して良い雰囲気を作りだしたのでうきうきと便乗しにいったら服を渡されて「それを着たら仲間に入れてあげますよ」ときたもんだ。
    なんということでしょう、野球だったら3アウトで審判がチェンジを叫んでいたところである。
    てろん、と身に着ける服としては布の面積が少なすぎるがその分こだわりぬいた上質な素材を使っているようでこんな少量ではなくせめてパジャマとかベッドシーツとか。そういう大きなものに使われていたらもっと気持ち良いだろうなぁと思わなくもない。
    どうみても防御力の心もとない装備品を前に、そもそもどうやって着るんだこれ、と広げて持ち上げてみるが魔法の服でもあるまいし、勝手に身についたりはしなかった。
    いやそうなったらそれはそれで困るけど。
    それでもなんとか、合ってんのか?という不安を押し殺して着てみたはいいものの。
    着替え前の5分の1ぐらいしかない布量で肌触りがいいのがなんというか妙に落ち着かない。
    ふと、そういえば佳月が馘にラテに着せる為のこの服の存在を教えてから実物を持参してくるまでに丸1日も経っていないなと思ってもしや通販ではないのではという事に思い至ってしまったが実際着てしまった以上は最早どうすることもできない。
    馘ってたまにお金の使い方間違ってるよね、と少しばかり肩を落として、なんか、別に、室内なのだから突然突風が吹く訳でもないけどやっぱりどうしたってぬののふく以下の防御力しかないのが気になって、しかも今回宛がわれたチャイナドレスの色が白なばっかりにほぼ紐しかない下着が透けているのが追い討ちとなって前後の布を両手で挟むように握り締めて押さえる格好になり傍から見たらとんでもなく間抜けなのではという客観的な視点が更に羞恥を煽る。
    佳月が一人で葛藤している間にも壁の向こうから馘とラテのイチャついた声が聞こえるので早く混ざりてぇな!と急く気持ちと俺に用意するぐらいなら馘は自分の分作ったら良かったのにという残念な気持ちと着てみたはいいものの結局最後は脱ぐんだから恥ずかしいのは一瞬だろうからさっさと見せてさっさと脱げば解決ではという男気がぶつかった結果足し算されて一つになり勢い良く隣室に乗り込んだ。

    「着ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

    たのもう!と勢いと声だけは大きく、結局誤魔化しきれなかった心もとのなさで中途半端にひらひらする服の股間部分を押さえて立った佳月を、馘が上から下までじっくりと眺めてにっこりと笑って「よくオ似合イですヨ」とのたまうのを聞いて顔が熱い。多分気のせいだろうけど。
    押し倒されて乱れていた髪や服をそっと直しながらさりげなく馘から距離を取ったラテは、まあ、と感嘆の声を上げて「すっごくカワイイわね!」と誉めそやした。
    どうでもいいけど今の所作のいちいちが夫婦でイチャついていたところに子供がやってきたので慌てて誤魔化す母親みがあるのはどういうことだろうか。
    まあとりあえず着て見せて目的は達成したので羞恥の素はさっさと脱ぎ捨てるに限る。
    中途半端に布があるから恥ずかしいのであって、それなら何度も見られてる全裸の方がまだマシというやつである。いや全裸もそれなりに抵抗があるので普段はワイシャツ一枚羽織ったままが多いけれど。それはいつの間にか脱がされているのでノーカンである。
    着方も不明だったがいざ脱ぐとなるとそれはそれで迷うけったいな衣装だなと思わず舌打ちしそうになるが、その前に佳月の意図を読んだ馘に手を引かれて腕の中に拘束された。

    「モウ少し、そのママでいてクダさいネ」

    至近距離でキラキラした笑顔で言われるとNOやいいえ以前に「グヌゥ」と蛙が潰れるような鳴き声を喉から搾り出して酸素が尽きてしまった。実際蛙を潰した音なんて知らないけど。
    くそう、顔が良い。好き。
    そうやって佳月が絆されている間に布に守られていない太腿やら腰やらを指先でなぞられてひくりと肌が震える。
    ああもうこれいつものパターンだなぁと経験則に基づいた推理が答え合わせをされるまでにそう時間はかからないだろう。
    それに加えて、さっきまで馘と二人で仲良くしていた事を差し引いても、佳月を見るラテの目が珍しく、本当に珍しく熱を帯びている気がして。
    ラテも割と着せる分にはこういうの好きなのかな、と思った。
    まあそれを口に出す前に思考は快楽に塗り潰されてしまったのだけれど。


    **********************************


    このあとめちゃくちゃ可愛がられた\\\\٩( 'ω' )و ////
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💞💞💞🙏😍💯💒🍌👍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works