ごめん、じゅんびしたけどおれもう…すごくねむくて…なにもできないけどしたいならしていいよ……
とろんとした声にふにゃふにゃと力の抜けた体、ほぼ閉じかけた瞼はその言葉通り眠さの限界なんだろう。
そのまま寝かしつけても良かったが最近忙しく久しく堪能していなかった恋人の体を前に、なんとも我慢ならずチルチャックは寝台に溶けるように寝るライオスに覆い被さった。本人の許可という大きな免罪符もある。
もうすぐにでも夢の世界に落ちていきそうなほわりと開いた唇に一つ二つとキスを落とせばライオスがふふふと笑みをこぼす。瞼はすでにくっついて本当に夢と現の瀬戸際なのだろう。
ぬるりと舌を差し込み小さく薄い舌を楽しむ。上顎を舐めてやればくふんと可愛らしい吐息を吐き出すのに気を良くして、チルチャックは更にライオスの口内を舐めて啜ってこねくり回した。
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