「なにツラヌキ、アンタ適合率下がったのまだ気にしてんの?」
「当たり前だろ?年齢が上がると落ちる事もあるって言うけど、下がらない人もいるだろ。なんかさ自分じゃそんなつもりなかったけど適合率が下がった要因が年齢じゃなくて『お前は夢とか好きなものへの情熱が下がったんだ!』って言われているみたいで……」
「んー、アンタが『そんなつもりがない』なら問題ないじゃない?」
「簡単に言うなよなぁ、適合率見た瞬間はガチで凹んだんだからな」
「だってさ、ツラヌキの夢は歴史地形土木王になる事でしょ?あの時より今はその夢がアンタにとって当たり前の現実になって近付いているって事じゃないの?」
「夢となんか違うのか?」
「あくまで私が感じた事よ?ツラヌキにとって、ずっとずっと先にある夢に手を伸ばすみたいなキラキラとした力は少なくなっているかもしれないけど、手の届く目標としてツラヌキの中に芯として、自分を支える力になってるなら自分を信じてあげれば良いんじゃない?」
「っ!!そう、だよな!ありがとなアズサ」
私の知ってるツラヌキは、前を見て、壁があればぶち抜いていけるって信じてる。