1　あなたの名前を教えてください
「山田二郎...。」「三郎」
2　年齢は？
「17」「14」
3　性別は？
「「男」」
4　貴方の性格は？
2️⃣「ん〜...元気」3️⃣「普通」
5　相手の性格は？
2️⃣「意地が悪くて、ねちっこい」
3️⃣「はぁー低脳に言われたくないね、お前の性格は馬鹿だていの〜う」
6 (こっそり)本当は
2️⃣「素直じゃなくて可愛い時もあるツンデレって感じかな」
3️⃣「......優しい」
7　二人の出会いはいつ？どこで？
2️⃣「三郎が産まれた時だな〜。場所は産院だった気がするぜ」
8　相手の第一印象は？
2️⃣「もうそりゃあ超絶可愛かったさぶろーって呼ぶと笑いかけてくれてなぁ...あーあ、あの頃の三郎に戻んねぇかな〜」

俺の好きなやつに好きなやつがいる　三郎が好きだ。
　俺が世界で一番三郎のことが好きなんだ。
　でもこれは知られちゃ駄目だ。バレたら絶対に嫌われる。そうなるくらいなら、普通の兄弟のままで……。

「おつかれ！」
　兄ちゃんの声で俺はスマホから目を上げた。
　夕飯の片付け当番だった三郎と兄ちゃんが皿を洗う傍ら、ダイニングテーブルに頬杖をついてだらけていたら、二人は俺が思ったよりも手早く仕事を済ませたらしい。
「一兄もお疲れさまでした」
　俺には絶対に使わない声音で返事をしてから、三郎がこちら側を向いた。

「おい二郎、お前用もないのにいつまでここにいるんだよ」
　いつもならそんな悪態が頭上から降ってくる頃だ。
　それはお前、三郎がフリーになるのを待ってたからだよ。