「出来ましたよ」
昼下がり、陽の光が窓から入りこみ心地良さを誘う今日この頃。リブとダミアの目の前に置かれた、レイフの手料理……どこをどう見ても真っ黒で焦げ臭い何かが置かれた。目の前の料理だけではなく、キッチンからも焦げ臭さは漂っており、鼻のいいダミアは慣れたように呆れて笑っていた。リブはフォークで黒焦げの料理をつつく。つついた時、がさりと料理からしてはいけない音が聞こえ、ぼとりと落ちる。その隙間からは、火の通り過ぎで干からびつつある肉の面影が見えていた。
「……レイレイさぁ……」
「なんですか」
リブがもう諦めたかのように目の前の物を見つめる。レイフは何か問題でも? と言わんばかりに二人を見ては首を傾げる。素でこういう事をするのだからタチが悪い。レイフは、片付けをしてくるとキッチンへと行ってしまう。
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