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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
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    ちょこ

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    アイドラ小説
    炳くんとドッキリ話

    いつもの様に幼なじみによる料理番組の収録中の事、普段通りに何事もなくするのだろうと世良は思っていたのだが、今回は世良をターゲットにドッキリが行われていた。ドッキリの内容は出演している炳のコック服の胸元の布の面積比が少しずつ減っていくのを世良が気づくか、という企画内容だ。なおその内容を聞いた炳は笑っていたが、収録に入ると演技にスイッチが入ったのだろう、何事もないかのように接する。
    収録が始まって何分経っただろうか、隙を見て少しずつ布を取っていく炳。このドッキリのためにコック服に少し細工をしており、簡単に取れるようにしてあるのだ。ふと、世良がなんとなく炳を見た時思わず少し固まった。
    「……ん?」
    炳の服がおかしいような気がしたのだ、何かおかしい、けれどスタッフは誰も言わない。自分の気のせいだろうかと首を傾げつつ料理をする。
    「せーちゃん、そこのコショウ取って」
    炳は世良が違和感を覚えているのに分かって笑いそうになるが、そこはHack持ち。なんともないような顔をして話しかける。その間にもこっそりと布を取っていく。
    「あーはい炳……………ん!?」
    世良は思わず炳の胸元を見てしまった、ほぼ見えているその状態で、ばっとスタッフを見ると何人か笑っている人達がいた。
    「いやまって………ちょっと待って、ふふっ、炳それ……ふふっ」
    「あー、流石に分かっちゃうよね?」
    スタッフの誰かが【ドッキリ大成功!】という看板を持ってきたため世良はすぐに分かった。まさか自分がターゲットにされてるとは思わず、そして普通に胸をさらけ出している炳に笑いが止まらなくなっていた。
    「炳それ見えてるじゃん……ふふっ」
    「そうだよ、丸見えだよ」
    「丸見えだよ、じゃねーよ……あははっ!」
    笑いすぎて料理どころじゃなくなった世良をみつつ、スタッフが替えの服を用意したため着替えることになった炳。ここは何かしらカットが入るだろう。なんとか笑いを堪えつつ、震えながら料理を再開する世良とあははといいつつ料理をする炳。
    なお、この時の視聴率は結構良かったとかなんとか。
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