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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    アイドラ小説
    バレンタインイベント
    佐々木先生と美男くんと時雨の話

    時雨が廊下を歩いていると前方に佐々木と華王がいた、華王はなにか紙らしきものを手に持っており、隣にいる佐々木はなにやら笑っている。そのまま通り過ぎようとしたが、佐々木に見つかり呼ばれてしまった。
    「あ、水無瀬〜!」
    「……大声で呼ばないで貰えますか……華王、それ佐々木先生のポスターか」
    「あぁ!貰いました!」
    華王が持っていたポスターには少し見覚えがあった、まだ持っていたのかと時雨は思いつつそういえば、と佐々木が思い出すように言った。
    「水無瀬もポスターあったよな〜、確か評判良かったやつ」
    「水無瀬先生にも?」
    「そうそう!確か水無瀬がライブ中言った言葉も当時騒いで……イダダダ!水無瀬抓るな!」
    「いつのこと言ってるんですか?」
    これ以上は言うな、と言わんばかりに時雨は佐々木の背中を強く抓る、あの頃は楽しくアイドルをしていたが、今の自分にとってはもはや黒歴史と言っていい。抓る手を離すと背中を優しくさする佐々木。
    「すまんな華王、騒がしくして」
    「大丈夫だ先生!それにしても少し想像つかないな、どんな風な事言ったんですか、先生」
    「ほら水無瀬〜!華王もそう言ってるしさ〜!」
    「………」
    思わず苛立ちが顔に出てしまったが、佐々木は笑いつつ時雨を見るし、華王も気になるのだろう、同じく時雨を見ていた。この2人は……と時雨はため息を吐きつつ、少し咳払いをして佐々木のネクタイをつかみ、グッと引っ張って引き寄せる。突然の事で体制をくずした佐々木の腕をつかもうとする華王と、なんとか転ばずにすんだが、間近で時雨と目が合う佐々木。真っ黒な時雨の目が佐々木を映す。時雨は佐々木の目を真っ直ぐ見てニヤリと笑うように口を開く。
    『私と甘くとろけるような恋をしないか?』
    恐らくほんの少しHackを使ったのだろう、歌に乗せるように、透明で少しだけ色香を感じるような声で言った。佐々木と華王はほんの少しだけ動きをとめた。とうの時雨はすぐにいつもの無表情に戻り、ぱっとネクタイをつかんでいた手を離した。
    「……満足ですか、俺はもう行くので」
    すたすた、と2人の脇を通り過ぎてそのまま向こうの方へ行く時雨。佐々木は時雨の遠くなっていく背中を見ながら笑ってしまう。
    「ははっ、なんだまだまだ現役じゃん」
    「……たったワンフレーズだったのに、心を掴まされかけたぞ……」
    「水無瀬はライブ中あのフレーズを言ってsweetのファンを集めたってわけ。というわけで、華王も頑張ろうな!bitter陣営勝たせたいし」
    「……あぁ!今日も指導よろしくお願いするぞ!佐々木先生!」
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    ちょこ

    DONEよその子さんお借りしてます
    二次創作
     その日は、雨が降りそうだと言わんばかりの曇天だった。昨日の天気予報では朝から晴れると言っていたはずなのに、いざ当日になったらこの天気だ。凪は頬杖をついて窓の外の風景をぼぅ、と眺めていた。この調子では晴れそうにない、凪はそう思ったあと椅子から立ち上がり、事務所に備え付けであるミニキッチンへと向かう。お湯を沸かせるくらいは出来るミニキッチンにて、お湯を沸かしコーヒーを淹れた後、コーヒーを飲み外を眺めた。
     何でも屋に定休日はない、依頼が来れば仕事の日になるし、来なかったとしても書類作業をする。ある意味気分で休みが決まると言っても過言ではなかった。そして凪は、二階にいる八重の所へ行こうかと考えていた。八重は朝から体調が優れないように見えた。凪から見たら休んだ方がいいなと感じたため、八重を休ませたのだ。当の本人は大丈夫だと言っていたが、それでも休ませた。依頼主が来る様子はない、なら八重のところに行こうと思った。事務所は二階建てのビルになっており、凪の居る一階は何でも屋の事務所で二階は居室スペースだ。コーヒーを飲み終わったマグカップを流しに置いた後、事務所を出る。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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