お年頃の玲司くん最近、唯臣がやけに可愛く見える。
元から顔は整っているなとは思っていたが、なんというか…オーラを放っているような。
フワフワしていて綺麗で、まるで………
「烏丸先輩?」
「ッ?!」
「どうしたの?そんなに鞍馬先輩のことじーっと見て」
「いや…なんでもない」
「ふ〜ん…?」
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いやいやいや絶対何でもないワケないよね?!絶対何かある。
あの目は完全に"好きな人"を見る目だ。
俺には分かる トモダチごっこで沢山見たからね!
まぁ確かに鞍馬先輩は顔綺麗だけど…ちょっと変じゃない?たまに怖いところがあるっていうか…ん〜っ、目に生を感じられないんだよね。
烏丸先輩が楽しそうならいいけど!見てて面白いし。正直どうでもいいけど。
「玲司くーん!ごめん、シャンプー切らしちゃって…僕の部屋にあるんだけど、ちょっと持ってきてくれないかな?」
「ん?あぁ分かった、今持っていく。」
唯臣の部屋……すごく清潔にしているな、奏とは大違いだ。
どこにしまってあるのか聞いておけばよかった。ここか?ここは違うな、この引き出しか?いや…ここ?
「?!」
思わず声が出かけた、これは…唯臣の下着。
いや下着にしか目がいかなかっただけで他の衣服もしまってある。
あいつ…こんなに可愛い下着履いてるのか。
いやでも、洗濯にはあまり出したことが無い。という事はあまり着ていない…?
違う、俺が意識していなかっただけか。
正直見てみたい。唯臣がこれを着ているところを。
もっと可愛い下着も着せてみたい。俺だけ、俺だけが知っている唯臣……………
バカ、俺は何をしに唯臣の部屋に来たんだ。シャンプーを探しに来たんだろ、早く持っていかなければ。
「唯臣、持ってきたぞ。」
「あっ、玲司くん。」
ガチャッ
風呂の扉が開いた。
その瞬間、唯臣の裸が目に入る。
思いっきり見てしまった。唯臣の裸を。
「ごめんねわざわざ、ありがとう。」
そう言うと固まった俺の手からシャンプーの換えを受け取り、そのまま風呂へと戻って言った。
「?????????」
俺は反射的にトイレへ駆け込んだ。
最 悪 だ
勃起してる。俺のちんこが。唯臣の裸を見て。
幼なじみの裸を見て勃起したんだ、しかも唯臣は男だぞ。
下着を勝手に見て、裸も見て。
だが正直嫌な気はしなかった、寧ろ幸せな気持ちになった。
友達の裸で勃ってしまった俺のちんこにショックを受けながらも一発抜いた。