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    plastickazusa

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    東西で「さよならアンドロメダ」

    ふたりでの旅行中に列車の脱線事故。
    のやさんをかばってかなりの負傷のあさひさん。ほっとけばきっと死んでしまう。そんなときに音もなく現れるひとりの男(侑)「あー、この人、もうあかんね。しぬよ。君は生き残ってしまうねえ」
    自分でもその未来は想像に足るもので。
    「そんな怖い顔せんと、この人、死なない方法あるよ。聞きたい?」「それはね、君の一部を俺にくれること」「俺、今ものすっごい腹減っとんねん。俺な、意外とすんごい力あんねん。この人今ならまだ生きとるから回復魔法みたいなもんやったげられるんよ。腹が満たせれば」
    一気にそんな話を畳み掛けてくる男。
    「やる」「いいぞ。分けてやる俺はそれで死ぬことになるのか」
    寸分の迷いもなく答えるのやさん。
    「死なへんよ。だた、すこぉし忘れっぽくなるかもしれん、て弊害はあるかもしらんけど。あと、もらったあとはしばらく俺と一緒にいることになる。ああ心配せんでもいるだけ、たぶんずっと寝てることになる」「こんな感じやけど、どうする?」
    こんな感じでもちかけられる。
    「いいぞ」
    「おおー交渉成立やね。じゃあ、いただきます」
    これで意識が遠退くのやさん。そこで最後に聞こえてきたのが
    「ああ、言い忘れとった。この人、君のことしばらく忘れることになるで」
    て言葉。
    (なんだそれふざけんな………)
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