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    なめこ

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    なめこ

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    T2感謝祭6専用公開。
    Pixivにて連載中文章の展開から大きく飛んでいます。


    二人が結婚した『後』のおはなしです。
    ちゃんとハピエンです。


    ⚠️パスワードは、
    「青八木が幼い頃初めてプレゼントした花の名前」
    「森の教会に引越した日に手嶋が作っていた料理」
    を続けて英単語・半角英数で入力してください。
    ※答えはどちらも文章(中編)に書かれています。

    #青手
    aGreenHand

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    なめこ

    DONEこの世界での、とある悪魔の味覚と身体についての説明書。

    聖魔(青手)ちゃん。
    時系列の設定は中編あたり。
    青八木はテーブルの前に座る。
    目の前に置かれた茶色い色のスープを神妙な面持ちで見つめていた。
    青八木の少し後ろに立つ手嶋はそわそわしながらその様子を伺っている。

    スプーンでひとすくいして口に含んでみるが、言葉にし難いような青臭さと酸味、そしてほのかな苦味が広がり、顔を顰めた。

    「あー……やっぱ、ダメ?」

    手嶋が残念そうに問い掛ける。

    「……」

    なんとか飲み干すが、青八木は答えないままだ。

    「ダメかぁ〜。一応、調味料で誤魔化してみたんだけど……やっぱ無理か。"安物"だしなぁ」
    「す、すまない……、純太」
    「別に大丈夫だよ。昨日村にやってきた行商人が勧めてきた食用花っつーのはどんな味かなと思って、興味本位で買ってきただけだし。もし美味しいなら日常食として取り入れようと思ってたけど。……酸味も強いが、青臭さ……とか。あとは若干の苦味か。聖都で売られてるのは別の品種で高価な分、甘くて美味しいらしいんだけどさ。コレは安く仕入れることのできる品種だから好き嫌いが分かれる、とか言われてたし……。青八木の味の好みは知ってるから、ダメかも知れないとは思ってたんだ」
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    DONEキスの日。カリジャミでウブいやつ。
    多分付き合ってないし、夜伽もしてない時空の健全な幼なじみカリジャミ。無事にタイトルつきました(笑)
    口付けに愛は伝う




    その日もいつも通りの晴天で、とくにこれといって風が強そうだという訳でもなく、休日の朝から早めに洗濯物を干そうかと考えながらキッチンに向かう廊下を歩いている時だった。
    後ろから呼び止められる聞き慣れた声に平穏な朝は終わりを告げる。いつもなら起こしに行くまで寝ているくせに、何故休日に限ってこの男は早起きしてくるのか。
    その理由は腕を引きながら連れて行かれた寮長室で、開口一番知らされる。


    「なぁジャミル、今日は何の日か知ってるか?」
    着崩れていた寮長服を整えてやっていると構わずカリムが話しかけてくる。
    無意識に手を動かしながら頭の中で知りうる限りの記念日を検索したが思い当たらず首を捻っていると、カリムが今度はスマホを取り出した。
    「なんだ?なにか大事な事でもあったか?俺が忘れる筈は無いと思うんだが」
    「ああ、オレもジャミルもこう言うのあんまり知らないもんな!オレもこないだケイトに聞いて知ったんだけど…」
    カリムは取り出したスマホをカメラモードに切り替えると、自撮りをするのか並んで此方に画面を向けた。
    「なんだ?撮るなよ」
    「実はケイトに頼まれてる写真があってさー 5320