足を痛めたらタキオンに泣かれてしまったトレーナー♀【タキオン】
トレーナー君!
足首を痛めてしまうとは何事だ!
歩くのさえ痛みが走る何て、
ウマ娘にとって致命的ではないか!
【トレーナー♀】
いや私はウマ娘じゃないんだけど。
【タキオン】
そんなのわかってるさ!
あぁ、クソッ!
あの時 君が
不自然な座り方をしているのに
気付いていれば…
【トレーナー♀】
タキオンは何もわるくないよ。
【タキオン】
いいや、モルモットの異変に
気付けなかった私に
落ち度があるからな。
ほら、靴下を脱げ!
タキオン特製 湿布薬を塗るから!
【トレーナー♀】
…何かごめん。
てかタキオン泣いてるの?
もしかして心配してくれてるの?
【タキオン】
ぐすっ…当たり前だろう。
君は私だけのモルモットであり、
それ以上の存在なんだ。
それに私は、前世では足を故障して
わずか4戦で引退してしまった
そうじゃないか。
それを思うとな…。
【タキオン】
さて、応急処置は完了した。
今後は気を付けてくれたまえよ!
あーもう、君のせいで
涙が止まらないよ!
甘えさせろー!!
【トレーナー♀】
うん…ごめんねタキオン。
タキオンは前世の記憶は無いが、
トレーナーの住む世界に
暮らしているおかげで
史実を知っている。
だからこそ、
前世の自分の二の舞に
なってほしく無いのだろう。
学園時代の時も、
私に出会わなければ
再び足を故障していたのだから尚更。
痛めてしまったこの足は
数日間 安静にしていれば
治るだろうけど、
もうタキオンを泣かせない為に、
これからは
いつも以上に気を付けようと、
タキオン特製の塗り薬と湿布によって
発光している足に誓うのだった†