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    吸血鬼💜×💚が書きたかった
    いつかちゃんと小説読んで語彙力増やしたいな

    💜💚です「っ、ハァ…ハァ…フーッ…」
    ソファから苦しそうな声が聞こえる。息は絶え絶え苦しそうである。外は晴れていてさわやかである今日に、カーテンは閉められ薄暗いため、余計に不安感を引き立たせる。呼吸困難になっているのだろうか…?いや、これは…苦しそうに「我慢」しているらしい。大袈裟に息を吸っては吐いてを繰り返す人物の正体は…

    マットであった。しかも、吸血鬼になっているように窺える。しかし、目は赤くなっていないし顔色もすごい蒼白といった様子では無い。だが、人には見られないような鋭い歯や尖った耳を見ると、吸血鬼を思わせる。そんな吸血鬼マットが「我慢している」ものは…無論、「血液」であった。
    以前、マットは吸血鬼になったが、最終的には陽の光を浴びて爆発してから元の人間に戻ってしまい、普通の生活が戻ってきた。はずであったのだが、時折、その名残なのか血が欲しくなる時がある。しかし、道行く人に「血をください」なんて言えるほどマットは頭がおかしくない。そう考えると同居人の血を吸うのが妥当だが、以前彼らはマットを殺そうとしたため、マットはあまり彼らに半吸血鬼になっていることを知られたくなかった。それに、この欲望はいつもあるわけではないし、別のことに集中したり、昼寝をしたりするとかなり紛れることが多かったため、マットはあまりこの問題について深く考えてこなかった。
    しかし今回は、今までの比にならないぐらいに体が欲しがっている。せめて一口、一滴だけでも…と思いつつも、そんなことをしてはいけないと空気を噛みながらなんとか自分を抑える。しかし、そんなことで彼の欲は抑えられることはなく、マットは気を紛らわすために、突発的に自分の腕をパーカー越しに噛み始め、自分を保とうとした。
    💜「(大丈夫、大丈夫、この家には誰もいない、外にさえ出なければ…)」
    幸いなことに、マット以外に家には誰もおらず、外にさえ出なければ人と会うことはない状況だった。それに加えて、外は雲はあるものの晴れている。もし完全に吸血鬼となったとしても、陽の光でまたマットが爆発するだけだろう。マットは人がいないことに安堵しながら、なんとか理性を保ってた。
    しかし、そんな安心も長くは続かなかった。
    💚「ただいま〜。って、部屋暗!?なんで〜?!今日そんなに暑くないのに、ていうか誰かいるの?」
    💜「…!?!?」
    エッドが帰ってきた。


    マットは血の気が引いた。いや半吸血鬼だから元から血が通ってなさそうな肌をしてるが、そんなことはどうでもいい。
    マットはあくまで人がいなかったから血を吸おうにも吸うことができず、一人で我慢することができたが、人がいると話が違う。マットはなんとか別のことを考えようとした、がどうしても血のことが頭から離れない。そんなことも露知らず、エッドは片手に冷蔵庫から取り出したコーラを持ちながら、ソファの方にやってきた。
    💚「あれ、マットいたんだ。てかなんでこんなに部屋暗いの?…あれ、肌少し白くない?」
    💜「…フゥーッ……フーッ…」
    💚「…マット?」
    エッドから甘い香りがしてくる。コーラを毎日飲んでるからなのか、それとも血液は甘い香りがするものなのか、マットには考える余裕がなかった。
    だめだ、自分を抑えろ、とマットは我慢をする。が、エッドはそんなマットの考えていることをわかるはずがなかった。
    💚「お前、体調悪いの?病院行く?」
    💜「…(だめだ、血を吸っては…でも、もし一般人の血を吸いたくなったら??いやエッドだって、でも、だって、でも…


    ああ、もういいや)」

    マットの中で何かが弾けた。

    💚「なあ」

    マットには、甘い香りが

    💚「俺の声」

    彼自身の本能からくる欲望を

    💚「聞こえ−」

    我慢してはいけないというように聞こえた。


    💜「…」
    💚「…?マット…お前、あっ、いっ…」
    💜「…ゴク…」
    マットはエッドの血を首辺りで吸い始めた。マットから生えている鋭い歯は皮膚を簡単に破き、血管まで到達させる。そこから溢れ出す血を、マットは一滴も逃すつもりないと綺麗に飲む。喉が動き、マットは何度もエッドの血を吸う。
    マットは血の美味しさに感動していた。先程まで歯を食いしばりながら我慢してたのがバカらしく感じる。エッドの血だからなのか、血液は甘みを感じ、しかしながら爽やかな印象を受ける。普段なら鉄っぽくて嫌に感じる味、匂いがマットの本能を隅々まで刺激する。あと一口、あと一口とマットは大事に大事に飲む。エッドを逃しはしないと、腰に手を回す。
    💚「…?まっとぉ?ねぇ、やだぁ…やめてぇ…ねぇ…」
    💜「…」
    真顔なマットを対照的に、エッドは悦びに溢れんばかりの顔をして嫌がる。吸血鬼の能力故か、血を吸われて命の危機であるはずなのに、なぜだか気持ちよく感じてしまう。手に力が入らず、エッドは持っていたコーラを落としてしまったが、気にする様子もなかった。エッドは、吸われてはいけないと頭の中でわかりつつも、快感で頭が雲のようにふわふわする。涎を垂らし、目をウルウルとさせ、口角を少しあげてるその表情は、誰かを興奮させるかもしれない。
    💜「…ふぅ…エッドの血、美味しいね。」
    💚「…んあ、まっとぉ…?」
    マットはようやくエッドの首から口を離した。先程までマットが吸ってた場所は血が止まらず、少し流れてしまっている。エッドは何が起きたのか、なぜ自分の首にマットが噛み付いたのか、考えるほどの頭の中に隙間がなかった。
    💜「あ、血が流れちゃった」
    💚「びゃ…あ、あぁ…」
    マットはエッドの体を舐めた。マットにとってはもったいなく感じて血を舐めたかっただけにすぎなかったのだが、エッドは体を震わせ気持ちよさそうにしている。
    💚「まっと、ねえ、マットってば…」
    💜「…」
    💚「マット、ひゃっ、まっとぉ…」
    マットは大事に大事にエッドの血液を舐める。エッドはそれに我慢できず、乙女のような言葉を吐く。
    💚「ま、まっとぉ…んぁ…」
    💜「…あ、エッド…エッド!?あ、血吸っちゃった!!!大丈夫!?」
    マットはようやく自分を取り戻した。マットはあまりの血の欲しさに理性がなくなっていたが、満足した今では他のことを考えられる余裕ができた。エッドの首からは絶えることなく血が流れ続け、自然と止まる様子はない。
    💜「あー!!やばい!ボク、タオルとか持ってくる!!エッドはソファに座ってて!!」
    マットは慌てふためき、なんとかエッドが大事に至らないようにと救急セットを取りに行こうとする。が、誰かがマットの腕を掴んだ。
    💚「マット…行かないで…もっと僕を吸って…」
    💜「!?エッ、エッド…」
    マットの腕を掴んだ人物はエッドであった。
    エッドはふんわりと腕を掴んで、行かないでと言わんばかりの表情をする。
    マットならばエッドの腕を振り払い救急セットを取りに行くことができた。しかしながら、エッドの潤んだ目、赤く火照った体、表情、汗、エッドの全てが愛おしく見えてしまい、マットがどこかに行くことを許さなかった。
    💜「エッド、ボクそんなことされたら…」
    💚「マット、ねぇ、もっと、お願いだから」
    エッドは子どものようなふにゃふにゃした笑顔でマットを見た。しかし、子どものようで可愛いというよりは、マットの喉と下半身を刺激するためだけに使われる武器のようだった。
    💜「エッド、君が言ったんだからね…もう知らないよ…」
    マットが再びエッドに噛み付いた。歯はエッドに新しい傷を与える。
    💚「んぁ、マット、まっとぉ…」
    エッドは目を見開いてから、すぐにとろんとした。涎が滴っても、エッドは気にすることなく、その快感で溺れていた。
    エッドの首元から血が出て、マットがそれを飲み、エッドは気持ちよさそうに息を吐いた。暗い部屋の中で、吐息だけが響いた。




    💚「本当にありえない!!!!!」
    💜「エーーーンエッドが欲しがってたんだよーー!!!!」
    💚「お、俺にはそんな記憶ないし!!!!大体、手を振り払ってでもその時に助けてくれなかったのかよ!!!」
    💜「だってだってエッドがあんな表情するからぁ!!」
    💚「どんな顔だよ!!!」
    💜「えっとねえ、すごくとろんとしててねえ、」
    💚「あーもう本当に言わなくていい!!!!」
    エッドは顔を赤くして怒りながらカーテンを開け、マットは泣きながらソファについた血をなんとか拭き取ろうと試行錯誤していた。
    結局あの後、マットがまた少し吸った後でエッドが快感故か貧血故か半分気絶のような状態になってしまった。マットが慌てふためきながらエッドの手当てをし、大声でエッドの名前を呼び続けていた。
    すると、エッドが唸り声を上げながら起き、マットはとても喜んだ。だかしかし、エッドはマットに血を吸われ始めてからの記憶が曖昧で、とにかく恥ずかしいことを言ったような気がする記憶しかない。エッドはあまりの恥ずかしさにイライラしてマットに当たるが、マットが簡単に当時の自分の状況を言うものだから、更に顔が熱くなる思いしかしない。
    当の本人は吸血鬼化が治ったようで、耳も尖っておらず。歯もそこまで鋭くない。蒼白だった顔も元通りとなっておりケロッとしていた。
    💚「と、とにかく、マット、吸血鬼になってたんだったら早く言ってよね」
    💜「えー、だって前ボクのこと杭で殺そうとしたじゃん」
    💚「?そりゃそうだろ、今回のことだってマットが言ってたら刺すつもりだったぞ」
    💜「ひ、ヒドイ!!」
    マットは、先程まで真顔でエッドの血を吸っていたのが嘘のように表情豊かに泣き出す。
    💚「あー、とにかく、次からは言えよ。流石に通行人にやられちゃあ援護できないからな」
    💜「んー、分かった〜」
    マットはしぶしぶ返事をする。
    💚「あ、あと…その、」
    💜「んー??」
    エッドは窓を開けて部屋の空気を入れ替える。爽やかな風が通り抜ける。エッドは恥ずかしそうに言葉を探す。
    💚「次も、その、吸血鬼っぽくなったら、お、俺に言えよ。…吸わせてやるから…。」
    エッドは口ごもりながらなんとか言った。少し笑顔なエッドの頬は少し赤かった。
    💜「…いいの?!?!」
    マットはキラキラとした笑顔でエッドを見た。溢れるような嬉しさで、思わずエッドに抱きつく。
    💜「えへへ、エッドは優しいなあ!」
    💚「ちょ、マット…もう…」
    エッドは呆れながらも、嬉しそうに抱き返す。マットはそれに応えるよう、更に力を入れてハグをした。
    血を吸わせるといった変わった約束。しかし、当の本人たちは気にする様子はなく、笑顔で会話を続ける。先程まであった血の匂いも、味も、だんだんと薄れていった。
    気がつくと空は雲ひとつなかった。太陽は人々を暑く照らすが、風が吹いてちょうど良い気温だと錯覚させる。
    光がエッド達の部屋を明るく照らしていた。
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    DOODLE吸血鬼💜×💚が書きたかった
    いつかちゃんと小説読んで語彙力増やしたいな
    💜💚です「っ、ハァ…ハァ…フーッ…」
    ソファから苦しそうな声が聞こえる。息は絶え絶え苦しそうである。外は晴れていてさわやかである今日に、カーテンは閉められ薄暗いため、余計に不安感を引き立たせる。呼吸困難になっているのだろうか…?いや、これは…苦しそうに「我慢」しているらしい。大袈裟に息を吸っては吐いてを繰り返す人物の正体は…

    マットであった。しかも、吸血鬼になっているように窺える。しかし、目は赤くなっていないし顔色もすごい蒼白といった様子では無い。だが、人には見られないような鋭い歯や尖った耳を見ると、吸血鬼を思わせる。そんな吸血鬼マットが「我慢している」ものは…無論、「血液」であった。
    以前、マットは吸血鬼になったが、最終的には陽の光を浴びて爆発してから元の人間に戻ってしまい、普通の生活が戻ってきた。はずであったのだが、時折、その名残なのか血が欲しくなる時がある。しかし、道行く人に「血をください」なんて言えるほどマットは頭がおかしくない。そう考えると同居人の血を吸うのが妥当だが、以前彼らはマットを殺そうとしたため、マットはあまり彼らに半吸血鬼になっていることを知られたくなかった。それに、この欲望はいつもあるわけではないし、別のことに集中したり、昼寝をしたりするとかなり紛れることが多かったため、マットはあまりこの問題について深く考えてこなかった。
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    IP638SpFFIO5ES2

    DOODLE💙の👿化、the 🔚前
    それでも💙は喋れる
    少しトードがかわいそうかも
    家の中におり、💙は半分人間の状態だと思ってください。
    途中で飽きた
    書きたかったところーーーー耳が痛くなるほどの叫びともとれる鳴き声は、誰が元々人間であった者の声と分かるだろう。人間には見慣れない紫色の角が額から生え、手は同じ黒に近い紫色で大きく肥大してる。その手は立派な爪が生えており、熊…いや、もしかしたらそれ以上かもしれないぐらいには大きい。耳はとんがっていて、おとぎ話にでるエルフを彷彿とさせる。対照的に、口には鋭い歯が並び生えており、まるでモンスターである。
    …今まで述べてきたことはおとぎ話の悪者か?それとも子供が考える悪魔か?いいや、違う。これは同居人であるトム…無論人間で「あった」トムが、いわゆるモンスター化した際の結果である。


    何かしら問題が起きた時、そのきっかけというものは重苦しいものとは限らない。単なる口喧嘩であったり、日々のストレスなどといった誰もが経験しているであろう事が、案外重要な何かに作用することだってある。もし、トムがモンスター化したのが問題であったら、きっかけなどくだらないことであろう。トードが何かしたり、トードが関係したり、もしかしたらエッドやマットが関係したり、やっぱりトードが何かしたに違いない。しかし、今となっては関係ない。兎にも角にもトムを鎮めなければならないのだ。前は鎮めることに時間がかかり、家の中が大変なことになってしまった。その二の舞を踏むわけにはいかない。
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