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    はむたま

    @hmtm202

    ・トランスフォーマー prime,ADV グリビー、オプビー、大帝司令
    ・原神 鍾タル、部下+タル
    あたりをよく描きます、雑多です!

    ☆quiet follow Yell with Emoji 🌻 🐢 🐳 🐣
    POIPOI 17

    はむたま

    ☆quiet follow

    12月17日開催の紹興酒ノ宴で発行する漫画のサンプルになります。
    「黄金龍の畢生」 A5/漫画/本文62p/700円 鍾タル(モラクスとタル)

    ■しおパン日和 西3ホール/D13b
     しおぬちゃんとの合同サークルです
    何でも許せる方向けです…よろしくおねがいします…!

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    recommended works

    のくたの諸々倉庫

    TRAININGワードパレットとかその他諸々。散る紅葉の中を、ただどこまでも歩く。けれど季節は巡らず、白の大地にたどり着くこともない。
    「戻る道などないぞ」
    「やだなあ、分かってるよ」
     文字通り雲の上のひとだと思ってたのに、神隠しなんて安いことするなあ。



     触れた頬が既に冷たいことも、流れ落ちることなく凍ったのであろう命の色も……ああ、これが末路かと息をついた。
    「せんせ、大丈夫?」
     大丈夫ではない。なにせお前の死を悲しんで……ん?
    「その人は俺の影武者。あーあー無残にやられちゃって、これは仕返しが必要だなあ」
    「……なぜそんなものを準備した?」
    「いや? 先生が悲しんでる隙に襲ったらどうなるかなあと。まあやめたんだけどさ」
     言って、指の隙間から武器を霧散させて──公子殿はにやりと笑う。
    「先生、そんな顔もできたんだね」


     人は地に足をつけて歩く生き物だ。道具や特殊な方法で飛ぶことこそできるが、基本的には重力に抗うことはできない。
     ならば、と空を見上げる。流れるひとすじの光は、いつかどこかで聞いた話によれば──地に着くことはあまりなく、空中で燃え尽きるものばかりだ、と。
     だからこそ、惹かれたのだろうか。そうかも 649