バスルーム・クライシス「こんなに大きなお風呂、初めてだな…。」
いつも魔法使いたちが使っている大浴場の湯船に、入ってみたくはないか。
最近は時間がなくて、お風呂もシャワーで済ませていると、西の魔法使いたちとのお泊まり会で話したのは、つい最近だ。
「この時間帯なら、ほとんど誰も使わないよ。賢者様、入ってみてもいいんじゃないかな。」
「最近の賢者様はお忙しかったですたからね。これくらいの羽目は外しても良いかと思います。」
「そうだね。旅をしているときも、疲れた身体にお風呂は気持ちがよかったよ。」
「犬掻きで泳ぐの楽しいよ、わん!俺以外にはやってくれないから、試してみて!」
彼らは魔法使いたちが使っている大浴場に入れるように、取り計らってくれたらしい。その行為に甘えて、ほとんどの魔法使いが寝静まった真夜中に、両手両足を伸ばしても全然足りない大きさの湯船を満喫していた。
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