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    つわぶき@sdyy5n3

    成人済の腐女子になります。腐滅の腐った絵などが投下されますのでご注意くだしい。
    🎴くん右固定ならなんでも美味しい人間です。他ジャンルも描いたりするかもしれませんのでその際はよしなに…。
    春巻という名前でも活動してますので、過去絵にそちらの名前が記載されていることがあります。
    https://twitter.com/sdyy5n3?s=09

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    つわぶき@sdyy5n3

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    ぐらぶるのイベントではれまえ~があまりにかわいかったので煉さんと炭くんにやっていただいた。煉→炭
    漫画や絵にしたかったけども力及ばずでした。

    ##腐向け

    ぱりうり、ぱららいは

    「れんごくさんっ!」
    「む、少年か。」
    煉獄は声と自分に駆け寄る気配と足音に気づき振り向く。
    元気そうで何よりだなどと言葉を紡ぐ前に炭治郎の顔が思ったより近く煉獄は言葉を失った。この距離は口吸いでは…。
    出会い頭に口吸いなど炭治郎はなんと大胆な子だろうと考える前にその近さに固まる。
    「はれまえ~!」
    …と煉獄が聴いたことのない響きの言葉を言いながら、炭治郎は満面の笑みで自前の鼻先を近付け、煉獄の鼻にちょんと合わせた。
    「っむ?」
    それを済ませるとあっさりと炭治郎は煉獄の下から離れて行った。
    「ふふふ、遠い異国のあいさつだそうです!」
    「あい、さつ。」
    「はい!煉獄さん、お元気そうで何よりです!…あっぎゆさん!では、あいさつに行ってきますね!」
    待て待て、この流れは嫌な予感がするぞと煉獄は冷や汗を垂らす。
    炭治郎はそのまま勢いよく水柱、富岡義勇の下へと直進する。久々に会ったのかうれしそうに手を振っている。
    「義勇さんっ!!」
    「ん、炭治郎か…。」
    「はれまェ」
    異国の挨拶は未完のまま、煉獄の手によって止められた。
    「待て待て。」
    「…れんごくさ?」
    訝し気な表情を浮かべ、炭治郎は煉獄をみあげた。
    「それは誰にでもやって周っているのか?」
    「異国の言葉や習わしを教わったのははじめてだったのでうれしくて…。」
    新しい知識を披露したかったのだと炭治郎は照れ笑いを浮かべながら話す。
    「いや、それはいいんだがこれまでに誰にそれをしてきたのか…。」
    「えっと、ねずこと、ぜんいつと、伊之助…それから」
    指折り数える炭治郎に煉獄は制止を要求する。富岡は事態を掴めていないのか掴んでいるのか何をするでもなく応酬するふたりを眺めていた。
    「い、いやもういい。その挨拶は誰にでもやっていいものではないぞ。」
    「えっ、あいさつですよ?」
    炭治郎は不思議そうな顔をして首を傾げる。んん、と煉獄は唸る。確かに唯の挨拶ではあるかもしれないが…。
    「親しい人とか近しい者にのみしなさい…。」
    「じゃあ、ぎゆさっ、」
    「待て待て、いささか早計がすぎるぞ竈門少年!」
    「…?」
    これはどうしたものかと煉獄は脳内で頭を抱えた。
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