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    iz_mife

    @iz_mife

    だいたい今はゴーティエ兄弟。
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    iz_mife

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    シルアシュ

    【酔っ払いがアッシュくんのおっぱい触らせろ~と騒ぐお話。
    付き合ってはいないけど、好きあってはいる、ふわふわ~っとした関係(笑)】

    #シルアシュ
    silouache

    「頼む……おっぱい触らせてくれ…」
    誰もが羨む整った顔。優しげな垂れた目尻に、形の良い鼻筋。手入れを怠らないのだろう艶やかな、その唇からあまりにも低俗過ぎる台詞が飛び出し、アッシュは反応がだいぶ遅れた。

    「ねぇ……いい?」
    既に手が、制服の上からだが胸の上に置かれている。
    「触る」という言葉通りならば、もう触れているでは無いかと級友の手の早さに呆れかえる。
    「いや……駄目ですよ…? 離してくださいね」
    「えぇ~!? 何で……? ねぇお願いっ…痛たった!」
    その手の平の皮を、爪先で摘まんでやれば大袈裟なほど身体を捩らせて再び床の上に突っ伏してしまう。
    「あのーシルヴァン起きて下さい。制服汚れちゃいますよ?」
    「やだ。アッシュがおっぱい触らせてくれないと無理……」
    「…女性……の胸……は借りられませんからね。なんか…馬とか連れてきます? シルヴァン馬好きですよね?」
    「……馬なんかやだ! 女もやだよ! 俺は、アッシュのおっぱいを揉みたいの! ついでに言えば吸わせてくれ。それで俺の頭、なでなでしてくれないとやだっ」
    「うわ! 気っ持ち悪っ……君ってそんなこと考えてたんですか?」
    「……思ってたよ。悪いか!! 早く揉ませろ!」
    「いやですよ! 本当に気持ち悪いですね君……」
    「うるせー……アッシュのばーか! 吸わせろ!!」

    ……酔ってる。明らかにシルヴァンは酔っ払っている。しかも段々と、さり気なく(?)要求が上がってきている事にアッシュは眩暈がしてきた。
    フォドラでは飲酒は二十歳からではあるが、学生の本分を忘れぬよう士官学校全体で酒類の提供は禁止されている。
    それに、シルヴァンが酒を好むという話は今まで聞いたことが無かった。

    それなのに呼び出され部屋に来てみれば、主である大貴族の嫡子はだらしなく床に寝そべって居るものだから呆れて水を飲ませてやれば先程の台詞だ。
    「シルヴァン……君ってそんなにお酒弱かったんですね。ふらふらじゃないですか」
    いつもの軽薄そうでありながらも、美男子然とした風貌はどこへいってしまったのか。制服のままだらしなく顔をふにゃっとさせて楽しそうに笑っている。
    「だってぇ……アッシュの、おっぱいさわりたいんだもーん♪」
    「……おっぱい…なんて言われても、そんなものありませんよ。ちゃんと奧さん見つけてから甘えたらいいじゃないですか」
    何時までも起き上がらないので、諦めてシルヴァンの制服の上着だけ何とか脱がそうと試みるがうまくいかない。
    きっとまた染みになっただの、破れただのと、何かと理由をつけて自分の部屋に入り込んでくるのだ。この図体ばかりデカい甘えん坊の男は。

    「…あっしゅぅ……お前も脱いで? おっぱい…見たい。見せて?」
    「本当にきもちわるい! ですよ!? とりあえず起きて下さいよ……寝転がってるとお酒が余計にまわるから良くないんですってば」
    アッシュ自身は酒を飲んだことは無いが、酒場の息子だ。介抱のやり方は物心ついたときから見ていた。
    こんな変態、放っておくべきなのだろうがそろそろ肌寒くなってきたこの季節。本気でこのまま床に寝かせていたら風邪を引くのは確実であり、愛すべき級友を見捨てる事なんてアッシュには出来なかった。
    「んーおっぱい触らせてくれたら……自分でベッドまでいくからさ」
    「……もぉ君、重たっ…ふざけてないで起きて下さいよ」
    「やだー。ねぇ、おっぱいー」
    何度、腰に手を入れても全く身体が持ち上がらない。
    身体を密着させて起き上がらせようとするのを幸いにか、先程から不埒な手のひらがアッシュの胸の突起を探るように動いている。
    「…やぁらかぁいな……アッシュのおっぱい♡」
    手のひらから親指、次は人差し指も使って何度も捏ねくりますように触れてこられ、流石にアッシュも声を荒げる。
    「もー! 男の胸触って何が楽しいんですか。こんな薄い胸が好きなんて変な人ですね君も」
    「ふふっ怒ってるアッシュも可愛い~♡」
    酔っ払いに本気で怒ってもしょうが無いとは思っても、流石に我慢の限界だ。
    だからこの手を振り払わなくては、と思うのにふにゃふにゃと笑う男があまりにも上機嫌な様子で、それが自分によるものだと思えば、ほんの少しだけ優越を感じてしまう己にも呆れるしかない。

    「ね……アッシュの…可愛い♡ おっぱい見せて?」
    酔っ払っている癖に、あっという間に制服の前を開けられ、パーカーをめくられる。外気に肌が触れて一瞬だけ身体が強張る。男の目の前に、あらわになった胸が晒される。

    「シルヴァン……もうっ駄目ですって」
    「……やっぱ奇麗な色なのな。うん……美味そう……」
    顔が近づくと強くなるアルコールの匂い。一体この男はどれだけ飲んだのか。
    見下ろしてくる紅色に染まった頬。潤んだ瞳があまりにも可愛らしくて絆されそうになる。

    「アッシュの白い肌に、そんでエロい色したコイツ♡ 本当可愛い♡ 食っちまいたいなぁ……」
    「シルヴァン……あの、恥ずかしくなってきたんでそろそろ……」
    「ん~♡ ちっちゃくてかわいい…美味しいそ…」
    ぴちゃり とシルヴァンの赤い舌がアッシュの突起にくっつけば、アッシュの身体が後ろに跳ねる。
    その反応に気を良くしたのか、舌先で何度も舐めて、乳輪も全て吸い込むような勢いでしゃぶりついてくる。
    「あっ……あ…君、調子乗りすぎ……」
    「んっアッシュのおっぱい♡ 可愛い…好き……♡ 好きだよアッシュ……」
    喰われるように吸い付かれ、舐められて、下品な程の水音をたてて愛撫される。
    シルヴァンも酔っているせいか呼吸が酷く荒く、余裕が無さそうに見える。そのせいかまるで子供が必死に求めてくるような可愛らしさも覚え、無理やり引き剥がすのも可哀想だと自分に都合良く諦めの理由を探してしまった。

    アッシュは天井を仰いで、所在なげに床に投げ出していた両手を男の背中にまわす。

    「もう……酔っ払い、は嫌いですよ」
    幼子のように自分の胸に顔を埋める、その鮮やかな赤髪にキスをして撫でてやれば、嬉しそうに笑い声を上げる男の何と可愛らしいことか。

    【終】
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    iz_mife

    DONE【付き合ってるけど何もしてない純愛シルアシュ小話。シルヴァンが凄いアッシュくんを大事にして糖度高めです笑
    自プレイ時のグロンダース鷲獅子戦があまりにも熱かったので、シルアシュを混ぜ込んだセルフパロディ。
    1180年の平和なグロンダース平原に想いを馳せたりもしてみました】
    「アッシュっ!? お前何してんだよ」
    「えーと、はい。あぁ騎馬隊の人ってシルヴァンだったんですね」
     一緒に戦線を離脱したメルセデスと別れ学級共同の救護小屋の前で、騎馬の装備を外すことも忘れシルヴァンは驚きのあまり声をあげた。
     それもその筈。先ほど投石に当たり搬送されたと聞いていたアッシュが小屋に入りきらなかったであろう負傷者達の救護にあたっているのだ。

    「お前、何働いてるんだよ。投石頭に喰らったっんだろ? 寝てなくていいのかよ」
     出迎えてくれた恋人の存在は、シルヴァンにとっては予想外で嬉しくもあるが、その頭に痛々しく包帯が巻かれているのを見れば、つい口調もキツくなってしまう。
    「もうだいぶ休んだから大丈夫ですよ。負傷者もこれから沢山来ますしベット空けておかないと…」
    「まぁ、そりゃそうだけど……でもさ」
     アッシュの手には治療に使うのであろう布巾を持ったまま、まだ心配そうに眉が垂れ下がっている級友を見上げ労りの言葉がかけられる。
    「シルヴァンお疲れさまでした。大活躍でしたね」
    「おっ……おう。まぁ、それなりにはな」
     いつもの癒されるような笑顔を向けられ、シルヴァンは戦闘で逆立 3359

    iz_mife

    DOODLEシルアシュ

    【酔っ払いがアッシュくんのおっぱい触らせろ~と騒ぐお話。
    付き合ってはいないけど、好きあってはいる、ふわふわ~っとした関係(笑)】
    「頼む……おっぱい触らせてくれ…」
    誰もが羨む整った顔。優しげな垂れた目尻に、形の良い鼻筋。手入れを怠らないのだろう艶やかな、その唇からあまりにも低俗過ぎる台詞が飛び出し、アッシュは反応がだいぶ遅れた。

    「ねぇ……いい?」
    既に手が、制服の上からだが胸の上に置かれている。
    「触る」という言葉通りならば、もう触れているでは無いかと級友の手の早さに呆れかえる。
    「いや……駄目ですよ…? 離してくださいね」
    「えぇ~!? 何で……? ねぇお願いっ…痛たった!」
    その手の平の皮を、爪先で摘まんでやれば大袈裟なほど身体を捩らせて再び床の上に突っ伏してしまう。
    「あのーシルヴァン起きて下さい。制服汚れちゃいますよ?」
    「やだ。アッシュがおっぱい触らせてくれないと無理……」
    「…女性……の胸……は借りられませんからね。なんか…馬とか連れてきます? シルヴァン馬好きですよね?」
    「……馬なんかやだ! 女もやだよ! 俺は、アッシュのおっぱいを揉みたいの! ついでに言えば吸わせてくれ。それで俺の頭、なでなでしてくれないとやだっ」
    「うわ! 気っ持ち悪っ……君ってそんなこと考えてたんですか?」
    「……思っ 2515

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