黄色い猫は、今夜もそっと仔犬を連れ出して、自分の寝床に運び入れました。
とくべつ青い色をした子犬の、つんつんした頭の毛をやさしくつまみながら
「きみは、いつまでぼくより小さいままでいてくれるんだろう。
このままぼくの枕になってくれればいいのに。」
とささやきました。
半分眠った仔犬は、黄色い猫のふわふわした上着に鼻をうめながら
「まくらになるのもいいかもしれない」
と思いました。

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