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    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/愛の即決価格
    ⚠凪玲版深夜の創作60分一本勝負に参加したときのSS。
    ⚠お題「オークション」をお借りしています。
    ⚠友情出演でisg/bcr/cgr/kngmがいます。

    みんなで玲王の家に溜まった不用品を回収しにいく話。途中からオークション形式になるけど――
    「とにかく物が増えて困るんだよな……」

     そう零したのは大衆居酒屋でのことだった。シーズンオフになり、どうせみんな日本に戻っているなら集まろうぜ! ということになったのだ。そうして集まったのが自分を含めて凪、そして二次セレクションでチームを組んだ千切と國神だった。あとは千切が声をかけたという潔と蜂楽。その他にもそれぞれ好きに声をかけたのだが、結局いま残っているのはこの六人だけだ。ちなみに他の連中は別卓の見知らぬ女性たちに声をかけ、知らぬ間にいなくなっていた。よくまぁ、勇気とバイタリティがあるものだなと思う。

     そんなわけで、目下の悩みである"物が増えて困る"という愚痴を聞いてくれる人間は五人しかいなかった。いや、隣に座っている凪は飲み会の空気にすら飽きてゲームをしているから実質四人か。千切は「ふーん」と興味がなさそうに相槌を打ち、蜂楽は「だったら売っちゃえば?」とこれまた薄っぺらい言葉を返してきた。どいつもこいつも薄情な奴らである。
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