ラディアンについて・外見、元の存在について
ラディアンは複製品である。世界に何百何千も存在する。おなじ会社のディテクティブカメラがアンティークになった場合、そこに持ち主のそのカメラに対するイメージや偏見、そしてその持ち主が契約時までの人生で一番大切にしていた思い出の時の契約者の年齢が外見に反映される。
アンティークは作者が熱を込めた作品が多いため一般的にそもそも出回っていても量産品は顕現することが少ないと言われている。しかしアンティークはまだまだ研究中である。例外は少なくない。

唯一特徴的なものがあるとすれば彼らの目の色と眼鏡である。眼鏡はレンズを表しており、眼鏡の形も契約者のイメージに反映される(が、基本的にレンズが丸いことから丸眼鏡が多いようだ)。目の色は灰色に近く、眼球は実際にガラスである。

・異能について
同時代に作られたカメラの基本性能は記録、そしてその記録の提供し、使用者が暗室で現像する。
同じようにこの会社の探偵カメラは記録、記録の提供を基盤にするため、アンティークになったとき莫大な知識の吸収と提供が可能になっている。また、探偵のようにその知識を元にした洞察力も基盤にある。これは元々備わっている力である。実際の異能はこれにあるものが付与されるため個性(※1)が生まれる。

※1
真相を解明する時に一番厄介なのは先入観。
探偵カメラは契約者のカメラに対する先入観によって変わる能力である。
例え再契約だとして能力が同じはずなのに全く違うように見えることが頻繁に起きる。
・知識の吸収提供+洞察力(高い知能)＝もとに備わっているもの、それに加えこの契約者の先入観が個性として影響する。

ラディアンは盗撮することで相手の情報が読み取れる=タイムの先入観で決まった能力。現在ラディアンの能力はタイムの先入観によって常にデバフがかかっている状態。




契約等

ラディアンの元契約者は第二次世界大戦中のドイツ兵のコナンドイルが好きな青年が顕現させた。元契約者が初めてコナンドイルを読んだときの容姿と似ているのでラディアンの容姿は若い。17-18才相当。

元契約者の右目は視力が元から弱かった上に抉られたため、ない。ラディアンに右目がないのは元の契約者に右目が無かったため。

仕事の休日、中古屋で見たラディアンに触れたところ顕現。
その後軍に招集され、アンティークを顕現したことによりアンティークによる特殊部隊に所属。

戦争初期から戦い、生き残った契約者と契約者が結婚した当日に契約解除。
子供が大人になり、親になる。元契約者の孫が出来、しばらくしたころ、契約者死亡。
遺品整理に骨董品としてアンティークショップに販売。
アンティークショップからアンティークショップに渡り、ニューヨークのバザールでタイムと出会う。


・おまけ

最初の口調は少し古く、硬めだったが、タイムの真似をして少し柔らかくなっている(煽りがちなのは元からの特徴)