香水の話レイってデートの時いつもと違う匂いするけど香水とか付けてるの…?
ん?あぁ、少しだけな…。気に入らなかったか……?
少し眉の下がった彼に慌てて首を振る。
違うよ。いつものレイ先生の匂いも、お風呂後のあなたの匂いも…この匂いも全部好き…。
ねぇ、この香水どこの?私も同じ物欲しいな…
そんなに気に入ったのか?
うん。その香水があればあなたと会えない時もあなたを感じられるでしょ?
少し驚いた彼の耳は赤くなって、その後何か考える仕草をした。
っ…。…………なら後で家に寄って少し分けてやろう。
いいの?
あぁ。
デートの後彼の家に寄った。
この可愛い小瓶にお願いします。
デート中に見つけた雪の結晶の模様が入った可愛い小瓶。
これも彼っぽくてつい買ってしまった。
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