ショタ乳牛モフ「フウガ、今も胸が苦しいのか?」
「いや、これは……」
だが、言われてみると今朝以上に胸が張っている感覚がする。それだけではない、モクマに至近距離で顔を覗き込まれると、なんだか妙に頬が火照る。
「大丈夫?」
「…………」
フウガが俯いて考えこんでいるとモクマは気遣わしげに隣に寄り添ってくれる。優しさと思慮深さ、それを同時に感じさせる確かな体温が、フウガに次の言葉を言わせていた。
「……モクマ。おぬしになら、私の乳を飲ませてやってもよい」
「………え?」
「成牛の乳のように美味くはないかもしれぬが、私の血統なら不味くはないはずだ」
予想外の提案に目を丸くするモクマをよそに、フウガは幼い手付きで帯を解き、襟元を緩める。白い胸元が露出するとぷっくりとして赤みのある乳首が目に入る。それを見たモクマは何故か変にどきまぎしてしまって自分の感情に狼狽えた。今度は、フウガがモクマの顔を覗きこむ番だった。
「……イヤなのか?」
「いや、じゃないけど……その、どうやって飲めばいいの?」
「搾乳機があればそれで搾り出すのだがここにはない。私も初めてのことだから上手く搾りだせるかわからぬが……」
フウガは自分の胸に手をやり、全体をマッサージするように指先を動かす。
「多分、こうして……んっ、」
マッサージで身体が熱くなるのか、フウガの子供らしい丸みのある白い頬が赤く染まっていく。もともとぽってりしていた赤みのある乳首がさらに目立つようになって、なんだか見てはいけないものを見ているような気持ちになってしまう。なのに目を逸らすことが出来ず、固唾を飲んでフウガがすることを見つめてしまう。
「ん、胸、あつい……」
「だ、だいじょうぶ?」
「わ、わからぬが……おそらく、そろそろ」
フウガは恐る恐るといった様子で自らの乳首に指を這わせる。指先に力を込めると、フウガは眉根を寄せながら苦しげに息を漏らす。その乳頭の先端からは、確かにうっすらと白い液体が染み出していた。