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    リク(riku)

    ※無断転載、無断使用はNO!!※
    好きなのを好きな時に好きなだけ描きたい。
    お絵かき帳で絵日記帳で漫画や小説も載せてます。
    キャラ崩壊系とかギャグ系とかほのぼの系が好き。
    呟き(カプやキャラが云々他色々)もあるかも?


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    ジャンル雑多になってきた今日この頃…。守備範囲は狭かったり広かったり。
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    テキストアップロードテスト投稿
    ※前に画像として載せたものです。

    来た来た来た来た!!お話も載っけること出来る機能とか……良いぞ良いぞ!!
    無事正式に機能追加しますように……!お願いします……!

    はろいん用のお話もそろそろ仕上がり……そうで……す(多分……)
    遅くても10月中には入稿したい……
    1017

    ##DQ11

    小話1
    勇者とエマ(ほんのうっっっっすらですが主→シル)
    成人の儀式を終えて。

    成人の儀式、か……。あの景色はとても綺麗で凄かったのは確かだ。確かだけど……わざわざ登らなくてもいいんじゃないかい? 麓で神の岩に向かって祈りを捧げる、でもいいんじゃないかい?


    「って思うけど、このしきたりずっと続くんだろうなぁ……」


    イレブンは隣を歩くエマに気づかれないよう小さく溜息を吐く。視界に入る無邪気な笑顔で走り回る子供達に「あの子達もあの岩に複数……最悪一人で登るんだよなぁ……頑張れ〜」とエールを送る。その時は自分も見送る側か……と思った時、エマがイレブンへと声を掛けてきた。


    「ねぇ。頂上からの景色、とっても綺麗だったね」
    「うん」
    「イレブンは……また見たいって、思ったりする」
    「そうだね……」


    立ち止まり振り返る。視線の先にある巨大な大岩の遥か頂をじっと見つめ、少年……いや青年は口を開いた。


    「一緒に見たいって思う人が出来たら……また見たいかもしれない」
    「……そっか」


    どうしてそう思ったかは、イレブン自身もよくわかっていなかった。でも言わずにはいられなかった。
    もしかして、そう遠くない未来に……一緒に見たいって思う人が現れる……神様のお告げだったり……。
    などと冗談半分で思った考えを振り払うかのように頭を軽く振り「エマ、行こう」と思考を切り替え彼女の名を呼ぶのだった。
    エマは青年の答えにほんの少し気落ちしていたが、悟られないようにと気持ちをスパッと切り替える。

    さぁ、帰ろう。
    母の待つ家へ。大事な家族と共に美味しい食事を頂く……いつもと同じ日常を過ごす為に。


    「おかえりイレブン」


    彼はまだ知らない。この時思った『また一緒に見たいと思う人』が、そう遠くない未来に現れる事を。





    小話2
    主+シルっぽい
    もしも物語が始まる前にシルビアさんがイシの村に訪れていたら……?(こういうの大好きなのです)


    「あら……こんな渓谷地帯に村があったのねぇ」


    見渡す限りに広がる平和でのどかな風景は、歩き疲れて疲弊気味の彼女の心に暖かな光を与える。視界に入る人々は皆彼女……シルビアを見て最初は驚くのだが、すぐに暖かな笑顔へと変わり「こんにちは旅の方!」と訪れを歓迎してくれたのだった。
    持ち前の明るさと非常に高い社交性のスキルを存分に発揮させ、ここがイシと言う名の村で宿は無いがとある民家に泊まる事が出来る(かもしれない)という情報を無事得ることが出来たシルビア。
    まずは村の周りを見て回ろうとして村の中心部へと向かっていたその時、


    「あの」


    一人の少年が、彼女へと声を声を掛けてきた。
    自身へと掛けた声に反応しない、なんて愚かな行為をするわけがなく。シルビアは声が聞こえた方へとくるりと軽やかに振り返ると、とびっきりの笑みを浮かべて口を開いた。


    「はぁ〜い♡ 何かしらん♡」
    「旅の方……ですか?」
    「えぇ! たまたまこの辺りを歩いていたら見つけたの♡」
    「うわぁ……! 本物の旅人だ!」
    「? ここでは珍しいのかしら?」
    「はい、僕は初めて見ました!」
    「そ、そうなの……」
    「何処から来たんですか⁉︎ 遠い国ですか⁉︎ 人が沢山いる国ですか⁉︎ 本でしか見たことない寒い国⁉︎ 暑い国⁉︎」
    「え、えっとね」


    怒号の質問責めに困り果ててしまったのだろう、完璧だった笑みが少々崩れてしまっていた。しかし少年は彼女の変化に気付かない。背後に『ワクワクドキドキ』といった文字が見えるくらい、期待に満ち溢れたオーラのようなものを纏い目を輝かせて彼女の返答を待つのだった。


    「そうね……ここからは……遠いかしら」
    「遠い……そうなんですね!」
    「ええ♡ でもアタシはあそこよりここの方が好きよ♡ とっても平和でみーんなとっても幸せそうなんだもの!」
    「そ、そうかな……? えへへ……ありがとうございます! なんか嬉しいなぁ……!」
    「うふふ♡」
    「(綺麗な人だなぁ……)あ! あの! 唐突ですけど……よかったらこの村を案内してもいいですか?」
    「もっちろんよん♡ お願いしてもいいかしら?」
    「はい! 任せてください! 僕、イレブンって言います。あの……貴方は?」
    「アタシ? アタシはね」

    世界一の旅芸人、シルビアよん♡ よろしくね、イレブンちゃん♡
    は、はい! シルビアさん!


    ◼︎◼︎


    「とっても立派な大木ねぇ〜! こんなに大っきいの……アタシ初めて!」
    「そうなんですか? 子供の頃からこの場所にあったし、僕はいつも見ているから特に何とも思わないなぁ……」
    「ふふっ、普段から見慣れてるとそう思っちゃうのは仕方のない事よん♡」
    「なるほど……」


    村のシンボルと言っても過言ではない大木に、それぞれ違う感想を吐露した二人。立場……今回で言う常に大木がある生活を送っていたイレブンと、外から来たシルビアによって対象の見え方捉え方が違うのは誰にでもある事なんだな……とイレブンはまた一つ勉強になったと、彼女へ礼を述べるのだった。


    「シルビアさん、次は向こう側に行きましょう」
    「えぇ♡ と言いたいところだけど……ねぇイレブンちゃん。この根っこみたいなのは何かしら?」
    「すみません……僕もよく分からなくて……。前からあったんですけど、何なのかは村の人も分からないかと……」
    「そう……」


    眉尻を下げ残念そうな面持ちでイレブンの言葉に相槌を打つシルビア。そんな彼女に少年は「これが何なのか本とかに記録があればよかったんですけど、そういうのも無いから……」と申し訳なさそうに呟いた。シルビアは自身の表情や言葉から、この少年が罪悪感を感じ取ってしまったのではないかと思案すると、ニッコリと人々を魅力する笑みを作り彼の名を紡ぐ。目線を下方へと向けていたイレブンはシルビアへとゆっくりと向け、彼女は少年の双眸がこちらを見た事を確認すると「あのね」と言葉を発し始める。


    「貴方もこの村の人もわからないなら仕方がないわ。だから……申し訳なさそうなお顔にならなくてもいいのよ」
    「えっ」
    「あら……気付いてなかった? イレブンちゃんのお顔中にゴメンナサイって書いてあるわよん」
    「えっ⁉︎」


    勿論例えとしてそう言ったのだが、少年には通じていなかったらしく慌てて顔中を触り出し始めたのだった。その様子をマジマジと見ていたシルビアはだんだんと可笑しくなってきたらしく、口元を隠しながらクスクスと笑いだす。


    「もうイレブンちゃんったら……今のは例えよ、た・と・え! 本当に書いてはいないわよん♡」
    「え」
    「うふふっ……! 貴方って真っ直ぐで純粋なのね……。お姉さん胸がキュンキュンしちゃったわ♡」
    「あ……あはは……」


    自分達を見ている通行人や動物の存在など全っっく気にならない位、二人の双眸にはお互いしか映っていないようで……何ともまぁ平和なひと時だったそうな。しかしこの時間が長く続くはずも無く、一通り大木や根っこの話を終えると次の場所へと向かっていくのだった。
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