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    fumifude_mama

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    fumifude_mama

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    相互であるやくごさんのポストを基に書いたリリアラ。久しぶりの二次創作の筆慣らしで書いたので短いです。
    以下の文章は元ポストより引用。

    🍐様の逆鱗に触れて無機物相手にキジョイの練習させられるんだけど下手くそさん過ぎて居残り終わらない🦌
    様はその下手くそすぎる光景見てなんかほっこりしてきて怒り自体はとうの昔に収まってる(でも続けさせる)

    一人遊び 絹のように滑らかで艶やかな金の髪が歩調に合わせて揺れる。
     歩く。ただそれだけの仕草で美しさを体現し、周囲の者に強い存在感と畏怖の念を抱かせる女性の名はリリス。アダムの最初の妻にしてルシファーの妻でもある彼女は、ビスクドールのように表情を持たぬ面持ちで真紅の絨毯の上を歩み、一つの扉の前で歩みを止めた。ドアマンをつけていないその扉の奥からは、苦悶が滲むくぐもった声が聞こえる。その声を耳にしたリリスは微笑し、ゆっくり扉を開けた。扉の先には部屋があり、部屋は紫と黒を基調にしていて灯りは点いていない。だが、部屋の奥では何かがぎこちなく蠢いて息を漏らしている。リリスは暗がりに潜む存在を一瞥すると、灯りを点けた。一瞬にして照らされたそれは光に眩んだ目を強く瞑り、立ち上がっていた耳を寝かせて小さく鳴いた。その声は小鹿の鳴き声に似ていた。リリスはそれに歩み寄ると、首輪から続く鎖を掴んで引きせ寄せ俯く顔を上げさせた。すると再び小鹿のような鳴き声が部屋に響き、リリスを見上げる真紅の双眸が潤む。その様子を見たリリスは目を細めて鼻で嗤うと、身を屈めて囁いた。
    「まったく……全然上手に出来てないじゃない、アラスター?」
     アラスターと呼ばれた男性は一矢纏わぬ姿で金の首輪と鎖を纏い、大理石製のトルソー像に跨っていた。
    「ぷぅ……」
    「そんな風に鳴いても駄目」
     リリスはそう吐き捨てると魔法陣を展開し、傷だらけの石像を取り出して絨毯の上に転がした。
    「私のお気に入りをこんな風にした償いはまだ済んでいないわよ。だから、私が満足するまでそれを続けなさい」
    「うぅ……はい」
    「Good boy」
     そう言って微笑するリリスはアラスターの顎下を指先で撫でてベッドの縁に腰掛けると、足を組んで興味深げにアラスターを眺めた。その視線を受けるアラスターは羞恥で赤面して顔を伏せると、ぎこちない動きを再開した。
    「はぁ……あっ、ん……うぅ」
     吐息とも喘ぎともつかぬ声が薄い唇から溢れ、微かに揺れる華奢な尻には石像から延びる陰茎が浅く挿さり、繋がりの部分からは蜜が溢れて陰茎をしとど濡らしている。
    「あぁっ、ん!……うぅ」
     小さな尾が喘ぎに合わせて揺れるさまは愛らしく、顔を伏せた事によって露わになった頸には紅葉が散り、髪の隙間から垣間見える横顔には、確かな苦悶と微かな快楽が浮かんでいた。その様子をしばし眺めていたリリスは静かに立ち上がり、アラスターの背後に立つ。そしてアラスターの両肩に手を添えると、そのまま力を入れてアラスターと石像との距離を密にした。
    「ふあぁぁぁぁっ!!うっ、うぅ……ぁ、ぁぁっ」
     アラスターは全身を強く震わせて身を逸らして喘ぐと、自らを支える力を失い自身の背後に立つリリスに身を預けた。身を預けられたリリスは愉悦とばかりに笑むと、身を屈めてアラスターを背後から抱き寄せて囁く。
    「ほら、奥まで入ったわよ。分かる?分かるならどの辺りにあるのか教えて?」
    「はぁはぁ、あっ、ぁぁっ」
     アラスターは快楽で軋む体に鞭を打って手を動かし、自身の下腹部に手を当てて、蚊の鳴くような声で言う。
    「この辺りです」
    「あらそう……じゃあもっと奥まで入るか試してみましょうか」
    「えっ?……そんな、むりっ無理です!はっ、はいらないっ!」
    「やってみないと分からないでしょう?」
     リリスは艶然と微笑むと、アラスターと石像との間にある僅かな隙間を埋めるように、アラスターの腰骨に両手を添えて再び力を込める。それによって陰茎は媚肉を穿って秘部の最奥へと押し入り、震えてうねるその場所に深い快楽を植え付けた。
    「っ!!………っ、……ぐっ、うぅぅぅっ、ぷえ」
    「また小鹿みたいに鳴いて……仕方ないわね」
     リリスは言うと、アラスターを優しく抱き寄せて震える体を撫でて宥める。
    「今日はこれで許してあげるけど、次同じ事したら容赦しないからね」
    「はぁ……Yes, my lord」
     そう言ったアラスターをリリスはもう一度抱き締めると、あっさりと抱く手を解いて立ち上がり部屋から出て行った。残されたアラスターは体に深く根付く快楽のやり場に迷い悩ましい息を吐いた。
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    fumifude_mama

    DONE相互であるやくごさんのポストを基に書いたリリアラ。久しぶりの二次創作の筆慣らしで書いたので短いです。
    以下の文章は元ポストより引用。

    🍐様の逆鱗に触れて無機物相手にキジョイの練習させられるんだけど下手くそさん過ぎて居残り終わらない🦌
    様はその下手くそすぎる光景見てなんかほっこりしてきて怒り自体はとうの昔に収まってる(でも続けさせる)
    一人遊び 絹のように滑らかで艶やかな金の髪が歩調に合わせて揺れる。
     歩く。ただそれだけの仕草で美しさを体現し、周囲の者に強い存在感と畏怖の念を抱かせる女性の名はリリス。アダムの最初の妻にしてルシファーの妻でもある彼女は、ビスクドールのように表情を持たぬ面持ちで真紅の絨毯の上を歩み、一つの扉の前で歩みを止めた。ドアマンをつけていないその扉の奥からは、苦悶が滲むくぐもった声が聞こえる。その声を耳にしたリリスは微笑し、ゆっくり扉を開けた。扉の先には部屋があり、部屋は紫と黒を基調にしていて灯りは点いていない。だが、部屋の奥では何かがぎこちなく蠢いて息を漏らしている。リリスは暗がりに潜む存在を一瞥すると、灯りを点けた。一瞬にして照らされたそれは光に眩んだ目を強く瞑り、立ち上がっていた耳を寝かせて小さく鳴いた。その声は小鹿の鳴き声に似ていた。リリスはそれに歩み寄ると、首輪から続く鎖を掴んで引きせ寄せ俯く顔を上げさせた。すると再び小鹿のような鳴き声が部屋に響き、リリスを見上げる真紅の双眸が潤む。その様子を見たリリスは目を細めて鼻で嗤うと、身を屈めて囁いた。
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