ナイトドリーム「信じらんない!!!」
「…何がだ?」
「昨日僕何回気絶させられたと思ってるんだよ?!」
「覚えてないなら教えてやってもいいが……」
「いい!!聞きたくない!!」
必死になって耳を塞ぐキラに、支度をしながらへそを曲げている恋人にやれやれとアスランが唇を寄せる。
キラはそのアスランの唇を手のひらで防御して、高らかに宣言した。
「アスランは反省するまで、僕に絶対に触らないでね!!」
「………」
「今回の休暇って何日って言ってたっけ?」
「……明日まで、だな」
「じゃあその間は、僕に触れて来ないで!!」
「…ふぅん……」
何事か考え込んでいるアスランの隣で、手早く隊服に着替える。
コンパスの白い隊服姿には清廉なイメージが付きまとう。
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