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    おむらいす

    @omelrice

    赤安
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    おむらいす

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    【ミスラジweb公開】僕きらいじゃないよ
    (赤安)

    もしかして嫌われているのか!?となる赤井と、バカバカ僕が不器用なの知ってるだろ!なるれいくんのハッピーエンドな話!

    ##お話

    「差し入れです、健康管理も仕事のうちですよ。有り難く食べてください!」
    そう言って特大バスケットを差し出してきた降谷君の顔は可愛かった。
    「またタバコ吸って!タバコの害は〜〜」
    と、元気によく喋るところも可愛い。
    そう思っていたが……。
    『FBIの同僚から、赤井は野菜が嫌いと聞いて野菜サラダと野菜サンドを差し入れてやっただけだ』
    今日も差し入れ用意されたんですか?と部下に尋ねられた降谷君がそう答えていて。
    赤井捜査官とは付き合いも長いですし僕たちにわからない繋がりがあるんでしょうね、など言われているのを聞きながら、そうだな、とこれまでの事を思っていると
    『あんなやつ嫌いだ、ムカつくし、態度はでかいし…』
    そんな会話を立ち聞きし、ふと赤井の頭をよぎる。俺はもしかして本当に嫌われているのか……?






    「赤井!今日はセロリ定食だ」
    「ああ、そうか。わかった、皆で食べればいいんだな」
    「えっ?あ、そ、そんなの好きにすればいいだろ聞かないとわからないのか」
    「そうだな、わかったよ」
    「赤井!またタバコを吸って、仕事してるのか?」
    「……」
    何せ人生で人に嫌われることを気にしたことがなかった赤井である。降谷君は今日もよく喋るな…と穏やかに聞いていた内容は何だったか?鳥のさえずりだと思っていた降谷君の言葉、もしかして本当に思っていたのか。
    考えたこともなかったが、もしかして降谷君は本当に俺のことが嫌いなのか!?


    一方降谷は、いつものように「赤井今日もタバコか毎日毎日空気が汚れるんですよ」と話しかけたのに反応がない。いつもだったら、困った顔をしながらまあ見逃してくれとか、本当に君は俺が嫌いだなとか言うから、
    「赤井なんか嫌いです、早く僕の日本から出て行って欲しいですよ」
    ってこたえるのに。
    「ふん、返事もできなくなったのかFBI!」
    聞こえるように言うが、怒りもしない。
    なんで?
    どうしよう、赤井に返事してほしい、何か反応してほしい。そう思うほど、野菜たくさんの差し入れの量は増え、タバコへの小言も長くなっていったが、赤井は表情も変えず最低限の反応しかしない。
    そしてついに、大量の野菜サラダを差し入れようと廊下を歩いている時
    ‪「何がしたいんだ」
    後ろから呼び止められた。
    「な、何って、健康のために…あなた方が体調を崩されるとこちらも迷惑なんですよ」
    「体調管理でそちらに迷惑をかけたことはないはずだが」
    「そ、そうだけど…」
    赤井、怒ってる?嫌われた?
    「君に振り回される方が支障があると思うが…な…降谷君?」
    「……なんで?なんでそんなこと言うの」
    心細い声だ。
    「いや…、君は俺が嫌いなんだろう。先日自動販売機のところで部下に言っていたのを聞いたんだ……」


    『あかい?嫌いだよ』


    「君の天邪鬼だろうと思っていたが本気なら、俺も君の嫌がることはしたくない。しばらく関わらないよ……」
    ちがう、ちがうよ
    何でそんな悲しいとこいうの?悲しい顔するの?
    失礼するよ、と背を向けて赤井が離れていく。
    そんな、ぼく何か失敗したのか?
    いや、態度は悪いし小言しか言わないし、嫌い嫌いって言ってばかりで…………最低だ、最低だけど………

    「赤井のバカーーーっ!!!馬鹿ばかおたんこなすとんちんかん!!!ばかっ!バーーーカっ!!!」

    去っていく赤井の背中に叫ぶ。
    「何だ今のは悪口か!?可愛いな」
    「違う!!違わないか!?とにかくばか、あかいはばかだ」
    ポカポカ背中を叩く。
    「そ、そんな、僕がこうなのは、昔からじゃないか!ライの時からぼくはこうで、素直じゃない僕でいいってお前が、お前がそういう態度をとるから、、僕が素直になれないたびにプリンとか買ってきて、甘やかすから……」
    「嫌いじゃないってわかるくせに!僕は悪い態度したけど、赤井はわかるって」
    「降谷くん、落ち着いてくれ降谷君」

    「……でも僕、だから甘えてた、赤井に酷いこと言って、傷つけた、馬鹿なのはぼくだ」
    「……ごめん、ごめん赤井。野菜は、健康に、タバコも、長生きしてほしくて、言い訳にしか聞こえないだろうけど…。しゅき、好きになって欲しくて、でもそんなの有り得ないよな。ぼくのこと、でも僕のこと嫌いでいいから、傷つかないで。僕の下らない言動に、ごめん。もう嫌なことしないから」
    零君の目からこらえていた涙が一粒落ちる。
    「降谷君…」
    「うう、ぐす、…ひっく」
    「降谷君!!!」
    真っ青になる赤井。
    「君が難しい子なのはわかっていたのにすまない君に嫌われるなんて考えたことが無かったから、可能性が浮かんで動揺したんだ」
    「んん、….ぐすっ、お前これだけの態度とられて考えてもなかったのか」



    人の来ない休憩室に移動して、赤井が買ってくれたカフェオレを飲む。
    「……赤井、僕の差し入れ人にあげただろ。いつも嫌いな野菜でも全部食べてくれてたのに」
    「……誰にもやってないし、そもそも降谷君の料理に嫌いなものはない」
    「はあ?じゃ野菜嫌いって何だったんだ」
    「草は食わん。降谷君の差し入れは別だ」
    「ハアーー?」
    「それで、好きになってほしくて、と言ったな」
    「えっ!?あ、そ、い、言ってな、むむむむむ赤井のバカ!きら….いや、きらいはもう言わな……」
    「俺は好きだよ」

    「零君」
    「れいくん!?」
    「君の気持ちはよく伝わった。俺が揺らいだばかりに君を悲しませてすまなかった。君は俺が好きで、俺も君が好きだ、そうだな」
    「え、え、そんな」
    「君の気持ちがわかってよかった、今日からはもっと君を大事にするよ……」
    「そんな急に、ぼく、ぼく、うう〜〜ばか!」
    「そうだな、俺も好きだよ」
    そう言って微笑んだ赤井が、いつもの優しい赤井で、だから僕もがんばって、小さな声で「僕だって赤井のことキライの反対」って言った。
    そうしたら、頭を撫でてくれた。
    今は言えないけど、多分ぼくはずっと赤井が好きだったんだ。だから、好きって言えるように頑張るよ。



    ぼくきらいじゃないよ
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    おむらいす

    DONE【ミスラジweb公開】僕きらいじゃないよ
    (赤安)

    もしかして嫌われているのか!?となる赤井と、バカバカ僕が不器用なの知ってるだろ!なるれいくんのハッピーエンドな話!
    「差し入れです、健康管理も仕事のうちですよ。有り難く食べてください!」
    そう言って特大バスケットを差し出してきた降谷君の顔は可愛かった。
    「またタバコ吸って!タバコの害は〜〜」
    と、元気によく喋るところも可愛い。
    そう思っていたが……。
    『FBIの同僚から、赤井は野菜が嫌いと聞いて野菜サラダと野菜サンドを差し入れてやっただけだ』
    今日も差し入れ用意されたんですか?と部下に尋ねられた降谷君がそう答えていて。
    赤井捜査官とは付き合いも長いですし僕たちにわからない繋がりがあるんでしょうね、など言われているのを聞きながら、そうだな、とこれまでの事を思っていると
    『あんなやつ嫌いだ、ムカつくし、態度はでかいし…』
    そんな会話を立ち聞きし、ふと赤井の頭をよぎる。俺はもしかして本当に嫌われているのか……?






    「赤井!今日はセロリ定食だ」
    「ああ、そうか。わかった、皆で食べればいいんだな」
    「えっ?あ、そ、そんなの好きにすればいいだろ聞かないとわからないのか」
    「そうだな、わかったよ」
    「赤井!またタバコを吸って、仕事してるのか?」
    「……」
    何せ人生で人に嫌われることを気にしたことがなかっ 2480

    おむらいす

    MEMOひとりでクリスマス/Twitterログ
    (赤安)
    ‪毎年ひとりでくりすますパーティするのが恒例のれいくん、部屋の飾り付けも終わって、24日仕事終わりにわくわくとケーキの材料を買いに出かける。帰りがけ、見慣れた姿が。
    「やあ、奇遇だな。夕食の準備か」
    手に持ったスーパーの袋を見てアカイが声をかける。ご機嫌のれいくん
    「ふふ、明日はパーティするんです」
    「は?誰とだ?」‬

    ‪そこでハッとする。そうか、くりすますって普通みんなで祝うんだよな、あかいは…家族とか…大切な人…と…パーティとか、するのかな?インターネットで調べて、毎年真似してるホームパーティの飾り付け、上手にできるんだろうな。‬

    ‪一人で…なんて寂しいやつだと思われてしまう。「あー…、部下、にちょっと差し入れをする程度ですよ」パーティだなんて大げさですけどね、まあ、言い方を変えると多少は士気も上がりませんか?なんて…はは、‬

    ‪苦笑いをしつつごまかして帰ろうとするれいくん。‬

    ‪ 25日、昼休みにあかいがれいくんの部署に。‬
    ‪「ふるやくん!パーティはどうなったんだ?」‬
    ‪あ、そんなこと昨日言ったな…わざわざやってきてまで……へんなあかい。
    「あー焦がしちゃって人に出せ 3710