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    piyoex2

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    piyoex2

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    魔女になったら思いの外童顔巨乳になってしまった旧厶のプロットのような何かの導入部分。ものすごくシャイムルに見えるけどムルシャイです。挿入無しだけどちょっと胸は触ってます。いつか漫画で描きたい

    「いいね、君は魔女姿も魅力的だ。俺の好みだよ」
    「…それはどうも。」
    上から下まで値踏みするようなムルの視線に辟易しながらシャイロックは答える。そんなシャイロックの、少しの軽蔑を含んだ視線を気にすることもなく、魔女姿のシャイロックをじっとりと舐めるようにムルは観察していた。
    「うん、知性と美貌を兼ね備えていて男に媚びそうにないところが良い。体のラインも綺麗だし、しなやかで長い足、引き締まった尻、無駄に大きすぎず小さすぎず形のいい胸、くびれたウエスト、流石だなシャイロック」
    「あんまり人の体をジロジロと見るものではありませんよ。」
    「いや失礼、あまりにも好みだったものだから。君俺の頭の中を覗いた?」
    「覗いていませんし、貴方の好みに合わせたつもりもありません。それにしても、貴方にも女性の好みと言うものがあったんですね意外です。」
    ムルの視線に耐えかねたシャイロックはふぅ、と溜息と共に元の姿に戻った。
    ムルは「ああ、もったない」と落胆の声を上げる。
    「そういえば君とは女性の好みの談義はしたことなかったかな。勿論俺にも好みはいるよ。はっきり言ってさっきの君の姿はまさに理想だよ。…体型で言えばそうだな、胸ばかり大きい女性には逆に色気を感じない。俺は豊満な体より引き締まったウエストや曲線美を描く滑らかな脚に魅力を感じるね。そこに程よい大きさの胸と尻があるのが好きなんだ。顔は可愛らしさより洗練された大人っぽい美貌がいいね。俺は知性を感じさせる美人が好みでね。童顔に巨乳好きなんて、自分の言うことだけ聞く稚さと捌け口にする肉体が好みなだけの男の欲望そのものだ。そういう女性は変な男しか寄ってこないだろう、実に同情する」
    そこまで一言で捲し立てるムルに対して、シャイロックは「はぁ、そうですか」と気のない返事をした。
    「そういう君はどう?男ならこだわりの一つもあるだろう?」
    「私は貴方ほど高尚なこだわりはありませんよ。どんな女性も魅力的だと思いますし、強いて言うなれば愛嬌のある方は可愛らしいと思いますね」
    「なんと!君がそんな当たり障りのない答えをするなんて。こういう話題は嫌いだった?君も案外初心なのかな」
    「人の容姿をアレコレ言うのが好きでないだけですよ。具体的に思い浮かべる女性もいないですし。そんなに言うならあなたが魔女になって私の好みを引き出してくださいな」
    シャイロックにそう言われて、ムルは心底楽しそうにははは、と声を上げて笑った。
    「今まで特に興味がなくて魔女になったことはなかったけど、君にそう言われたらなってみるのも悪くないね。まぁ、どんな姿になるか簡単に予想はできてしまうけど。」
    「どんな姿はだと思うんです?」
    「君には悪いけど……君以上に理知的な美女になるんじゃないかな?胸や尻は君ほどないかもしれないけど、スレンダーな女性も素敵だからそれは問題ない。」
    自分が美女になるというその自信はどこから来るんだというツッコミを喉の奥に押し込めて、シャイロックは再び「はぁ」と気のない返事をした。
    「君好みの魔女になれたら、相手をしようか?シャイロック」
    そんなセリフと共に呪文を唱えたムルはふわり、と煙に包まれ、そのシルエットが変容した。
    「おや、これは………」
    今日一番に感情の籠もった感嘆を上げたシャイロックの目の前に現れたのは、すみれ色の髪をいつもより少し長く肩まで揺らし、全体的にふんわりと程よい肉付きをしてその体の中心には誰の目も惹きつけるほどの豊満な胸を湛えた美女………というには幼い顔つきの美少女が佇んでいた。
    「………………なんだこれは」
    「とても可愛らしいお嬢さんですね」
    「………………………なんだこれは」
    「ムル、大丈夫ですか」
    あれ程饒舌に語っていたのに、途端に同じ言葉しか繰り返さなくなったムルにシャイロックは声をかける。
    「…………シャイロック、念の為に聞くけど、俺の姿はどうなってる………?」
    「…あなたが魅力を感じなさそうなほど胸ばかり大きくて、洗練された美女というより可愛らしさが際立った幼い顔つきで、自分の言うことだけ聞く稚さと捌け口にする肉体が好みなだけの男が沢山よってきそうな所謂童顔巨乳の美少女です。」

    つい十分前まであれだけ女性の好みについて饒舌に語っていたムルが、今は鏡の前に佇んで自分の姿を怪訝な顔で見つめていた。何故か服を脱ぎ、まじまじと自分の体を観察する。随分と縮んだ身長、いつもよりさらに幼さを増した顔に丸みを帯びた頬、猫の様に弧を描く柔らかそうな唇がより幼さを強調する。細い首に華奢な肩、そこで一旦ムルの視線が止まる。その細さに似つかわしくない豊満な胸。一応、手で隠してはいるが今のムルの小さな手には収まりきらず、ふんわりとした柔らかなそれは重力に負けてふにゃりとこぼれた。
    「ああ………」
    ムルは落胆の声を漏らす。
    「ムル、いつまでもそんな格好をしていると風邪を引きますよ」
    「!?シャイロック、見てたのか、いや何でもない。気にしないで。」
    我に返ったムルは慌てて胸を隠した。明らかに落胆をしていたのに、それを隠そうといつもの強気な表情を作ろうとするが、動揺のあまりそれは歪な物になった。半裸の少女が、自分のコンプレックスを隠そうと強がっている様はなかなかに目に毒だ。
    「ほら、とりあえずこれを着てください。」
    シャイロックは洗濯をしてハンガーに掛けてあった自分のウィングカラーのシャツをムルに渡した。
    「ありがとう………というか、何故これを?俺の着ていた服は?」
    「女性に自分のシャツを着せるフェチシズムを理解できそうです」
    「やめてくれ……君のそういう一面は知りたくなかった」
    「私は自分の新たな嗜好を発見できて楽しいですよ」
    「そう………………それは良かった…………」
    シャイロックのシャツを羽織ったムルの姿を見て、なるほど小柄で可愛らしい女性に自分のシャツを着せるというのは、よりその小柄さを強調させると共に自分の独占欲をも満たすものなのだなとシャイロックは納得する。
    「もう元の姿に戻ろうかな。あまりこのみっともない姿を君に見られているのも居たたまれないし」
    「おや、戻ってしまわれるのですか?勿体ない。こんなに可愛らしいのに」
    シャイロックは心底残念そうに、形の良い眉を下げた。
    「あまり馬鹿にしないでくれ………割と本気で堪えてるんだ」
    「馬鹿になんてしてません。本当に可愛らしいと思っていますよ」
    「嘘だよ、君が素直に俺の事褒めるなんて事があるか?」
    「おや随分と信用がないみたいですね。それに元に戻られると私が困ります。まだ頂いておりません。」
    「?何を………?」
    いつもは少し視線を向けるだけで見えるシャイロックの顔が、今は随分と見上げないと見えないな、などと思っていると不意に頬を撫でられ、ムルは大きな瞳をさらに見開いた。
    「私好みの魔女になったら、お相手してくれると言ってたでしょう?」
    「待って………、、待ってくれ!?君好み?これが?そんなはずが無い」
    「自分でもビックリです。少女趣味は無いと思っていたんですが。先程から貴方に触りたくてたまらなくて……困っているんです」
    シャイロックはどうしましょう、と言っていつもより幾分か柔らかい表情をムルに向けた。
    「本当にそれは待ってくれ。せめて………せめて魔女の君を抱かせてくれるっていう確約がないと無理だ。それか俺が君を抱いてからにしてくれ前払いじゃないと嫌だ…!」
    「料金制度のように言うのもどうかとおもいますが。いいでしょう、私も魔女の姿を貴方に捧げますから貴方もその姿を私にくださいな。」
    ムルは、ぐっと言葉に詰まった。そこまで譲歩されると逆に逃げ道がないのだ。
    「も、勿論これは約束じゃないけど………その、君はちゃんと覚悟してるの?俺は本当に魔女の君を抱くよ?」
    「ええ、わかってますよ、貴方には何度も酷い目に合わされてきましたから慣れています。それにしても………先程魔女になるのは初めてだとおっしゃっていましたね。大丈夫です、丁寧にご奉仕致しますから」
    こんなに優しい表情を、男の自分はシャイロックから向けられたことがあっただろうか、というほどにシャイロックは紳士的にムルを扱った。それがまた追い詰められるようで、ムルは考えなしに発した自分の戯言を心底呪ったのだった。

    ベッドに腰掛けたシャイロックにいつもより優しいキスを降らされた。啄むように唇や頬や耳たぶに触れられる。その間だってシャイロックは随分と機嫌よく「可愛らしい」だの「柔らかい」だの言ってムルの肩や腰に触れた。正直に言って、シャイロックとは何度も寝たことがあったがこんなに容姿を褒められながら睦み合ったことはない。これが男の姿だったらどれだけ良かった事かとムルは唇を噛み締める。
    「ねぇ……シャイロック、君は女性にはこういう扱いをするんだね。よくわかったよ。いつもの俺に対する態度と全然違う。」
    「おや、拗ねてらっしゃるんですか?可愛らしいですね。ご安心ください、こんなに可愛がるのは貴方が初めてです。」
    シャイロックはくすくすと笑って目を細めた。
    「その可愛いっていうのもいい加減やめてくれないか?馬鹿にされてるみたいだ」
    「だから馬鹿になんてしてませんってば」
    「シャイロック」
    いつもより幼い顔立ちのムルが、真剣な顔をしてシャイロックを見つめる。
    「君は俺のことどこかの可愛い少女だとでも思ってる?俺は君の憎くて愛しいムル・ハートだ。どうせ抱くならちゃんと俺を俺として扱ってくれ。」
    はっとしたように、シャイロックは目を見開き、そしてすぐさま長い睫毛を瞬かせた。
    「……私の扱いは貴方に対して失礼でした。」
    「わかってくれればいいんだ」
    ようやくこの、変に女性扱いされるむず痒さから開放される。ただでさえこの姿は調子が狂うというのに。ムルはホッと胸を撫で下ろした。
    「いつも通りムルとして扱えと」
    「そうしてくれ、今のは扱いはやり辛くて仕方ない」
    「女性に対するような気遣いは不要であると」
    「普段のように俺を丸め込もうとしてくる君の方がいいよ」
    「見た目はいたいけな少女ですが、中身はムルなので手加減無しで私の欲望をぶつけて良いと…」
    「そうそれで………えっ」
    ちょっと待ってくれ最後のは君と俺との認識に相違がありそうだ、というムルの言葉を待たず、そのままベッドに押し倒される。
    「一応見た目は女性なので出来るだけ紳士的に対応しましたが、貴方の許可が降りたと言うことはもう何も我慢する必要はなさそうです。」
    「ちょっと待って……………」
    ムルの静止の声も聞かず、シャイロックは自分の羽織らせたウィングカラーのシャツの前をはだけさせる。下着もつけていないたわわな胸は仰向けになったムルの体に沿って左右にこぼれた。こぼれた胸を拾うように揉みながらシャイロックは薄い色の乳房に吸い付いた。
    「あ………ッ」
    いつもの体でも胸を責められた事はあったが、なんだか感覚が違う気がしてムルは声を上げる。シャイロックの長い指がもてあそぶようにムルの胸を柔く揉む。舌で乳首を刺激しながら、時折鼻を擦り付けたり頬で胸の柔らかさを確かめたりして堪能しているようだ。まるで赤子のように胸に執着するシャイロックが物珍しく、それでいて愛しいもののように感じられてムルは思わずシャイロックの頭を撫でた。自分がいつもシャイロックの胸を貪る時、愛おしげに頭を撫でられるのはこういうことだったのだろうか。
    「君……巨乳が好きだったの?」
    あまりにも胸ばかりを愛されて、思わずシャイロックに話しかける。
    「いえ、そんなことは……でも柔らかくて気持ちが良くてずっと揉んでいたいですね。だってこんなにも………」
    ふふふ、っと笑うシャイロックに「可愛いは禁句だよ」とムルは釘を刺した。
    シャイロックは目を細めると、そのままカプとムルの下乳を甘噛みする。カプ、カプと柔らかさを確かめるように噛む場所を変え、今度は舌で思い切りベロリと舐める。乳首を擦るぬるりとした感覚に思わずムルの体が跳ねた。その反応を逃すまいと執拗に乳首の周りを舐められる。
    「ぁ、駄目、それは駄目だ………ッ」
    快感から逃れようとしてシャイロックの体を押し返そうとするも、いつも以上の体格差に逃れられない。ジクジクと股の奥が疼く感覚に思わず足を擦り合わせる。 
    「うぅ…………やだ、ぁ……、」
    「ムル、だめですよ。貴方がムルだと言うならいつものようにしてもらわないと。その反応は、狡い………」
    なんだかいつもよりシャイロックが雄の顔をしているのは気のせいだろうか。朦朧とする頭でそんなことを考える。
    そのまま、お互いに唇を寄せ合って舌を絡める。シャイロックの手が、脇腹や腰を擦る度に電流のように快感が走って、ビクンビクンと体が跳ねた。
    まずい、このままでは快楽に押し流されてシャイロックのされるがままにされてしまう……!快感のあまり、このまま抱かれてもいいかななどど理性を手放しそうになるなか、ムルは最後に残された理性を奮い立たせた。
    シャイロックの長い指が股に触れる瞬間、ムルは呪文を唱える。魅力的な肉体をもった美少女の姿は消え、いつもの男性の体に戻ったムルが姿を現す。
    「ムル………!?話が違います!」
    「はははは!!!残念だったねシャイロック!俺は言ったはずだ、約束ではないけれど、と。」
    お互いにはぁはぁと肩で息をしながら先程までの濡れた空気は何処へやら、剣呑とした雰囲気に変わる。
    「貴方………そんな子供のような事を言って恥ずかしくないんですか?」
    本気で悔しそうに、シャイロックが顔を歪ませる。
    「恥ずかしい?俺は何か恥ずかしいことをした?」
    「はぁ………………………もう萎えました。今夜はお終いです。」
    シャイロックの言葉通り、先程まで盛り上がっていた彼の股間は今ややる気をなくしていた。
    「酷いな。君は結局俺の体が目当てだったのか」
    「言い方に悪意を感じますね」
    「だってそうじゃないか。現に君は俺の体を貪ろうとしていたし、あんなに夢中になってる君は初めて見た。…いや、君が興奮してたのは俺の肉体だけじゃない。珍しく恥じらって調子を狂わされている俺自身に優越感を感じて、可愛いと思っていたんじゃない?」
    「…………」
    「図星だね。束の間の優越感は楽しめたかい」
    元の姿に戻った途端に随分と舌が回るようになったな、とムルは内心苦笑する。やはりこの姿の方が調子が良い。
    シャイロックは心底不愉快だと言うように眉間に皺を寄せ、押し黙っている。
    そう、やっぱりこれだよ、そうやって俺に敵わずに不服そうにしている君が一番いい。ムルはにんまりと笑うと、形勢逆転、そのままシャイロックを押し倒した。
    「ちょっとムル、今夜はおしまいだと言った筈です」
    「俺が一方的にやられたままで終わりなんてフェアじゃない。今度は俺が君のことを気持ちよくしてあげるよ」
    さっきは散々胸を可愛がられたのだ。そのお返しにシャイロックの胸を可愛がって、自分が男性でないと感じられない繋がりを思いっきりシャイロックの体に注ぎ込んでやろう。ああやっぱり男の体が一番だ!もう魔女になんかなってやるもんか。そう決意をしながら、ムルはシャイロックの膨らみのない胸にかぶりついた。
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